「わいわいクラブ」、訪問演奏300回達成

昭和40年卒のメンバーで老人ホームや病院を訪問して歌うボランティア合唱団「わいわいクラブ」が、5月12日のニチイホーム三鷹への訪問で、訪問演奏300回を達成した。
定年を過ぎて時間に余裕のできたメンバーが集まって歌い出したのは2003年。以来、月2回の施設訪問と1回の練習を続けて14年で、記念すべき300回を達成した。訪問する施設は主に東京近郊だが、盛岡、仙台、松本、福井、大阪などにも訪問したことがある。残念なことに、この間に西多邦夫、川口哲夫、中野誠の3名が旅立ってしまったが、残ったメンバー15名で現在も活発に活動している。
一度訪問すると次の訪問要請があり、特に積極的な営業活動をしなくてもスケジュールはいっぱいになってしまう。1年先の演奏まで依頼してくださる施設も数ヶ所ある。
なつかしい日本の歌を中心に歌っているが、みな真剣に聴いてくれ、喜んでくれる。涙ぐむひともいる。何曲か一緒に歌うと、本当にうれしそうに大きな声で歌ってくれる。演奏が終わって退場する際にみなさんと握手するのであるが、力強く握り返してくれ、「また来て欲しい」と懇願される。何ともいえないすがすがしい充実感をもって会場を後にする。
ニチイホーム三鷹での演奏曲目は次の通り。
「箱根八里」「白い花の咲く頃」「山小屋の灯」「手のひらに太陽を」「千の風になって」「青い山脈」「長崎の鐘」「峠の我が家」「アリラン」「ローレライ」
他に「ふるさと」「幸せなら手をたたこう」を会場のみなさんと一緒に歌った。
これからも400回、500回を目指して粛々と続けていきたいと思っている。
工藤悠一郎(S40卒)