OB四連 打ち上げも盛り上がった 岡本先生が「アカシアの径」独唱

 7月23日夕、第21回東西四大学OB合唱連盟演奏会の打ち上げが恵比寿ガーデンプレイスで行われた。各団体は本番に負けないくらいのボルテージで歌合戦を繰り広げ、大いに盛り上がった。稲門グリークラブは指揮者の岡本俊久先生(S48卒)が「アカシアの径」で独唱を披露。「紺碧の空」で会場を沸かせた。
 打ち上げは乾杯の後、各団体の指揮者が挨拶。新月会の広瀬康夫先生は、稲グリの「北斗の海」について「私が現役の時、四連で学指揮の三品さん(森川智さん・S53卒)が振ったのを鮮烈に覚えている。早稲田といえば北斗の海。今日は現役時代に戻ったような気がした」と感想を述べた。
 故福永陽一郎先生の孫で、クローバークラブを指揮した小久保大輔先生は「多田武彦の世界を、早稲田にしては意外にていねいに歌われていた」と語った。慶應の佐藤正浩先生は大学合唱団の人数減少に触れ、現役への支援を呼びかけた。
 この後の各団体演奏で、稲グリは岡本先生が「アカシアの径」を指揮しながら、ソロを歌い始めると、大きな拍手。途中で三浦信さん(H06卒)の助け舟が入り、先生が苦笑する場面も。「紺碧の空」には会場から大きな手拍子が起こり、他団体からも壇上に上がって一緒に肩を組んで歌う人が現れた。
 新月会の演奏は「Ride The Chariot」で、広瀬先生がテナーソロを熱唱した。クローバークラブは「カレッジソング」を歌った後、指揮者の小久保先生が結婚されたことを発表。ご夫妻を壇上にお招きして、全員で「君といつまでも」を歌い、小久保先生に無理やり?「幸せだな~」の名セリフを語ってもらって祝福した。この後、ワグネルが稲グリに対抗して「若き血」を歌い、最後は全員で「最上川舟唄」を演奏して歌合戦は終了した。
 そしてOB四連のフラッグが今回幹事のワグネルから次期幹事のクローバーに引き継がれた。クローバーの代表が「2年後の7月28日、大阪フェスティバルホールに集いましょう」と呼びかけると、全員が万歳三唱し、次回演奏会での再会を誓い合った。