続「ありがとう オオハラホール」 横浜稲グリが感謝の夕べ

横浜稲門グリークラブが活動拠点にしていたオオハラホールの閉館(本紙2017年8月20日号掲載)にまつわる話の続編です。
4月20日、ホール開設者の故大原正實氏(S29卒)夫人の佳子様、お嬢様の美佳子さん、大原商店の大原社長ご夫妻らをお招きし、感謝の夕べとして「さようなら練習とピアノ演奏の会」を開催しました。
オオハラホールには、クオリティーの高いヤマハのグランドピアノが設置されていました。閉館にあたり、「このピアノで何かソロ演奏が聴けたら嬉しい」との相談を受けました。
そこで、当団がお世話になっているピアニストの恩田佳奈さん(東京藝術大学ピアノ科講師)にお願いしたところ、快諾していただきました。
当日は通常の練習に続き、恩田さんがドビュッシーの「グラナダの夕べ」、ショパンの「ノクターン第13番」、ヘンデルの「組曲第5番 変奏曲」を演奏。そして恩田さんの伴奏で、磯部俶作曲の「藤棚の下にわたしは眠る」「横浜はじめて物語」を歌いました。
私たち団員はもとより、参加者は思い出深いホールと素晴らしいピアノ演奏に言葉では言い表せないほどの感慨を禁じえませんでした。お開きに際し、佳子夫人から詩が披露されました。

北村勝昭(S38卒)

大原佳子夫人の直筆の詩