7月28日(日)の第22回東西四大学OB合唱連盟演奏会(大阪・フェスティバルホール)に向け、稲門グリークラブは5月11日、指揮者の相澤直人先生、編曲・ピアノの森田花央里先生を初めてお迎えして、男声合唱組曲「僕の愛 あなたの夢」(作詞:栗原寛、作曲:大藤史)の練習をした。
東京・外神田の昌平童夢館で行われた練習には、OB63人が参加した。相澤先生は「この曲は普通の合唱曲のような作りをしていない。周りに合わせないで、もっと自分で歌ってほしい。合わなければ指揮者の僕の責任です」とあいさつ。「コマネチ唱法」「トイレに到着したときの幸せ感」など独特の比喩とオヤジギャグで皆を笑わせながら、全4曲をさらった。
中でも、独特の裏拍のリズムとスキャットがある2曲目の「約束の空へ」では、「皆さんと森田さんとの世界の隔たりを体感しよう」と、森田先生の美しいピアノ伴奏を聴かせた後、練習に入った。
森田先生も「この曲は合唱曲の発想はなく、ミュージカルやポップスに近い」と、自らダンスも披露しながらメンバーを指導。「今のような男気を見せてほしい」「さっきの歌い方では(女性は)ついていく気になれない」などと話し、メンバーを大いに奮い立たせた。
両先生の的確でユニークな指導で、曲想はみるみる変化しながら、仕上がっていった。
練習後、40人が両先生を囲んで発進会を開いた。本番の7月28日は相澤先生の41回目の誕生日という。参加者は懇親を深めながら、演奏会の成功を誓い合った。