【OB四連に向けて】相澤先生 第3回練習~森田先生が熱血歌唱指導

稲門グリークラブは6月30日、男声合唱組曲「僕の愛 あなたの夢」で、指揮者の相澤直人先生による3回目の練習をした。編曲・ピアノの森田花央里先生が曲の構成を改めて解説しながら、歌唱を熱血指導。相澤先生との掛け合い、微妙な解釈・ニュアンスの違い?でメンバーを笑わせながら、2時間半かけて全4曲をさらった。7月28日の本番まで1カ月を切り、練習もいよいよラストスパートに入った。

東京・茗荷谷のアカデミー茗台で行われた練習には約50人が参加した。相澤先生は「1人ひとりが自主的に曲を理解し、共感して歌えば、多少ズレても納得できる演奏になる」と話しながら、1曲目から順に練習した。

暗譜で歌えるメンバーも増えてきた
アンサンブルの合間に歌唱指導する森田先生
相澤先生
森田先生

一方、森田先生はアンサンブルの合間に、曲想について【1曲目】結婚式のようなピンク色の幸福感【2曲目】合唱曲とは違う音色で、すべての音が斜め下を向いている。もっと踊っていい【3曲目】痛み、泣きの説得力と歌唱力が求められる【4曲目】いろいろなことを乗り越えて、ここに立っているという境地――などと解説。自ら歌って聴かせながら、メンバーに歌心を伝えた。時に「もっとピアノを聴いてください」「ゴーイング・マイウェイではダメ」と叱りながら、「皆さんのような年齢の人が歌うだけで、甘酸っぱい青春の香り、哀愁が漂う。若い人には絶対に出せない」「すごく頑張ってくださっている」とフォローすることも忘れなかった。

さらに相澤先生が得意のオヤジギャグを繰り出そうとすると、「来るぞ~」「コワイよ~」とけん制して皆を笑わせながら、終始なごやかな雰囲気で練習は進んだ。

練習を終えて、相澤先生は「だいぶ濃い感じになってきた。次回練習(7月6日)では暗譜で通してみよう。また森田さんと掛け合いをしながらやっていく。せっかくなので思いの丈を語っていただきたい」と話した。次回練習の冒頭、3曲目のソロのオーディションを行う。