【OB四連に向けて】東京で最後の練習 ~森田先生が歌心注入、メンバーに奮起促す

稲門グリークラブは7月20日、東京・中野のなかのゼロで、東京での最後の練習をした。単独ステージの男声合唱組曲「僕の愛、あなたの夢」を、編曲・ピアノの森田花央里先生を迎えて特訓。合同演奏の多田武彦作品集、エール、レセプションの曲の練習もした。次は本番前日の27日、大阪でメンバー全員がそろって最終練習をする。

「僕の愛~」は、前回練習で全曲通した録音を聴いた後、小林昌司さん(H29卒)の指揮、森田先生のピアノで4曲目、2曲目、1曲目の順に集中的に練習した。

メンバーに歌心を吹き込み、奮起を促す森田先生

まだまだ粗さが残る演奏に、森田先生は「歌に気持ちを込めるのと、気持ちがこもっているように聞こえるのとは違う」と指摘しながら、「まだ1週間ありますから」とメンバーに最後の奮起を促した。

先生は「フレーズの最後の処理に気をつけて」「もっと歌声を言葉に寄せた方がいい」などと、改めてメンバーに歌心を注入していった。時に「もう少し知能指数が高い声質だといい」と辛辣な言葉を投げかける一方で、ベース系のメロディー部分に「すごくおいしいじゃないですか!」、2曲目「約束の空へ」では「スキャットは女声では出せない気迫が出たらいい」「『Alone in the night』はもっと攻撃性が高い方がいい」とメンバーを鼓舞。何度か歌い直すと「とても素敵でした。すごく良くなりました」と持ち上げるなど、最後まで男心をくすぐりながら、曲を仕上げていった。

1週間後にはいよいよ大阪へ。メンバーは演奏の成功を誓って散会した。