第22回東西四大学OB合唱連盟演奏会の打ち上げが7月28日夕、ANAクラウンプラザホテル万葉の間で行われた。4団体のメンバーは歌合戦や全体合唱で親睦を深めた。2年後の次回演奏会に向け、OB四連のフラッグが今回の幹事のクローバークラブ(同志社)から、次回幹事の稲門グリークラブ(早稲田)に引き継がれた。
稲門グリークラブを指揮した相澤直人先生はあいさつで、「今までにないような、淡く、柔らかい、掴もうとしたらこぼれそうな声を出してほしい。そういう色をつくりたい。油絵でなくて水彩画を描きたいと思いました」と演奏を振り返り、「実はきょう誕生日で、開演時間の午後2時くらいに41歳になりました。そんな僕よりもよほど青春している稲門グリーのみなさまが、本当に頼もしいというか、楽しかった」と語った。そして演奏会全般について「ポップス調のラブソングあり、黒人霊歌あり、ブラームスあり、『きせまな』あり、最後はタダタケと、気がついたらバランスのいい演奏会だったのが印象的でした」と評した。
各団体の歌合戦では、稲門グリーは指揮者の相澤先生が作曲した「ぜんぶ」(さくらももこ作詩)を演奏した。このあとサプライズで、この日に誕生日を迎えた相澤先生を「ハッピーバースデー」の合唱とケーキで祝福。さらにプレゼントとして、世界のビール詰め合わせの目録を贈った。
編曲・ピアノの自称「雨女」、森田花央里先生からも「晴れ男」の相澤先生に「雨が降られても困らないようなもの」(おそらく傘?)のプレゼントが贈られた。
ワセグリOB会の柿沼郭会長はあいさつで、「今回のOB四連は平成卒の参加者が増えた。全メンバーにおける平成卒の割合はクローバー34%、稲門グリー24%、新月会18%、ワグネル5%」と指摘したうえで、「2021年のOB四連では、令和卒のOBが加わる。これからもOB四連が各世代を繋ぐ橋渡しの場となってほしい」と語った。
打ち上げは最後に全員で多田武彦作曲の男声合唱組曲「富士山」の終曲「作品第貮拾壹(宇宙線富士)」を歌い、2年後の再会を誓って閉会した。