稲門祭で「歓喜の歌」高らかに~グリー関係者約90人が出演

早稲田大学の稲門祭が行われた10月20日、総勢500人によるベートーベンの交響曲第9番の演奏会が戸山キャンパスの早稲田アリーナで開かれた。グリークラブOB会からは関係者も含めて約90人が出演し、歓喜の歌を高らかに歌い上げた。

稲門祭は20日正午過ぎ、早稲田アリーナでオープニング・セレモニーが行われ、OB会の大屋誠さん(H07卒)の指揮で、300人を超える混声合唱団が「校歌」「紺碧の空」「早稲田の栄光」を歌って開幕した。

続く第九の演奏会は「第九 in 早稲田アリーナ by all WASEDA~襷をつないで!」と題し、早稲田アリーナ竣工を記念した稲門音楽祭の特別企画として開催された。指揮は早稲田出身の野崎知之氏で、ソリストはソプラノ:朴瑛実、アルト;池野博子、テノール:大貫浩史、バス:西久保孝弘の各氏。管弦楽が早稲田大学交響楽団校友オーケストラ、合唱はグリークラブのほか、早大合唱団、早大混声合唱団のOB・OG・現役、校友・附属校生徒有志で、交響曲第9番の第4楽章を演奏した。

総勢約500人で「歓喜の歌」を演奏した
合唱のテノールのメンバー
合唱のバスのメンバー

合唱団はアリーナの2階席に細長く広がって配置されたが、練習の成果を発揮して、まとまったハーモニーを披露した。

 

このあとOB会は40人余りが早稲田キャンパス10号館109教室で開かれた稲門音楽祭に出演した。それまで音楽祭の進行役を務めていた柿沼郭会長(S53卒)が合唱に加わり、代わって島田尚豊さん(H07卒)のMC、大屋誠さん(同)の指揮で「校歌」「紺碧の空」「ひかる青雲」「早稲田の栄光」、そして「遥かな友に」の5曲を歌い、会場の聴衆から大きな拍手を受けた。

大屋誠さん(H07卒)の指揮で5曲を披露した
MCを務めた島田尚豊さん(H07卒)=最前列左
演奏後にMCの柿沼会長のインタビューを受ける佐々木幹事長㊨

演奏後、MCに復帰した柿沼会長が、歌っていた佐々木豊幹事長(S59卒)にインタビューする〝演出〟もあり、2人は絶妙の掛け合いでグリークラブの多彩な活動をPRした。