湯川紘恵さん、「火の鳥」を指揮~藝大の学位審査公開演奏会

稲門グリークラブ・シニア会の指揮者を務める湯川紘恵さん(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程指揮専攻)が1月16日、藝大の学位審査会公開演奏会に臨んだ。ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」(1919年版)を指揮し、藝大関係者や一般の聴衆から大きな拍手を受けた。シニア会のメンバーも応援に駆けつけ、演奏後に労をねぎらった。

応援に駆けつけたシニア会のメンバーと記念撮影

藝大上野キャンパスの奏楽堂で開かれた公開演奏会で、湯川さんは藝大フィルハーモニア管弦楽団とバレエ音楽の難曲に挑んだ。持ち前の伸びやかでダイナミックな指揮で、終始緊張感を保ちながら、迫力と色彩感あふれる音響で会場を包んだ。

演奏後に会場の拍手に応える湯川さんと藝大フィル

演奏会終了後、湯川さんは「頑張りました! 今は取りあえず『終わった』感でいっぱい」と声をはずませながら、今後について「もっと勉強して、もっと良い音楽をつくりたい。シニア会でも秋の演奏会に向けて頑張ります」と話した。