詳しくは「ワセグリOB会70年の歩み」をご覧ください。
早稲田大学グリークラブOB会は、早稲田大学グリークラブ(通称:ワセグリ)出身者でつくる親睦団体で、ワセグリの活動を支援するとともに、音楽活動を通じ、アマチュア合唱音楽の健全な発展に寄与することを目的とした団体です。
早稲田大学グリークラブは、1907年(明治40年)、「都の西北」で知られる早稲田大学校歌が制定された時、初めて歌って披露した「早稲田大学音楽会声楽部」をルーツとし、2022年には創立115周年を迎えました。
一方OB会は、1952年(昭和27年)に発足し、2022年に70周年となりました。OB会員は現在約1500人です。
ワセグリ出身者の中には、“ヒゲのバス歌手”、声楽家の岡村喬生。「ちいさい秋みつけた」など童謡・唱歌・抒情歌・世界の民謡を幅広く歌う“歌の伝道師”、ボニージャックス。また、伊東ゆかりの「小指の想い出」や黒木憲の「霧にむせぶ夜」などの昭和歌謡ヒット曲の作曲家・鈴木淳。そしてジャーナリストの筑紫哲也など、音楽に限らず様々な分野の著名人もいます。
主な演奏会活動としては、それぞれ隔年に開かれる東西四大学OB合唱連盟演奏会(早稲田、慶應、同志社、関西学院)、東京六大学OB合唱連盟演奏会(早稲田、慶應、明治、法政、立教、東大)などの演奏会に参加。OB会全体から参加者を募り、「稲門(とうもん)グリークラブ」と称して歌っています。
また、日頃は東京・大阪・名古屋・横浜にあるそれぞれの地域稲門グリークラブや、その他にも「年代」の括りで集まった団体など、いくつものOB会関連団体が、それぞれ独自の音楽活動を展開しています。
仕事で多忙な中なんとか時間をやりくりし暗譜で舞台に立つ者。定年退職後生きがいとしてのびのびと歌を楽しむ者。それぞれモチベーションは違いますが、学生時代に燃え盛った『男声合唱の火』を心に点し続けています。
世代は違っても、私たちには学生時代に覚えた共通の歌があります。「校歌」や「応援歌」、その他愛唱曲の数々。これらは練習をしなくても、すぐにハモることができます。集まって歌えば20代の若手OBから80代以上の超OBまでひとつになることができます。そんな時、たとえ『男声合唱の火』が消えかかっていてもまたすぐに“発火”する、そんな“油”のような“風”のような力がOB会の中には潜んでいます。
・早稲田大学グリークラブOB会役員から、主にOB会会員に向けてのお知らせです。→こちらから
早稲田大学グリークラブOB会 会長 佐々木 豊(S59卒)
早稲田大学グリークラブOB会サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
ご承知の通り、2020年からの新型コロナ感染症流行の影響により、音楽界は大きな打撃を受けました。特に私達が親しんでいる合唱はいわゆる「三密」を避けて通れないため、活動自粛を余儀なくされ、演奏会は軒並み延期や中止に追い込まれました。また親睦を図るために欠かせない、集まって酒を酌み交わす場も設けることができなくなりました。OB会にとって本当に辛く厳しい時期が続きました。
そんな長いトンネルにもようやく明かりが見えてきています。2022年7月にはOB六連が4年ぶりに開かれました。そして2023年3月、当OB会では、創立70周年を記念する演奏会をサントリーホールで開きました。指揮者に“炎のマエストロ”こと小林研一郎氏をお迎えし、「月光とピエロ」「さすらう若人の歌」「水のいのち」の3ステージを全て“コバケン”先生の指揮で歌いました。練習では、検温や手指の消毒はもちろん、マスクの着用、短時間ごとの換気など感染防止対策を徹底しました。そうして迎えた演奏会当日、1400人余りのお客様の割れんばかりの拍手と「ブラボー!」の声を聞き、オンステした130人余りのメンバーだけでなくお客様も、この時を待っていたのだと痛感しました。音楽はやはりライブが一番です!
一方現役グリーもコロナ禍で活動ができず、部員の減少という大きな悩みを抱えていました。こちらもようやく演奏会を開ける状況になり、特ステ(出張依頼演奏)の場も少しずつ復活してきました。部員勧誘活動も対面で行えるようになりましたが、部員の増強はそう簡単にはいかないようで、今後何年もかけて少しずつ増やしていかなければなりません。
他の大学では部員が集まらず休部に追い込まれる合唱団も出ています。115年を越える伝統のワセグリがそのようなことにならないよう、OB会では現役とコミュニケーションをとりながら物心両面でサポートを続けていきます。
コロナにめげず前へ!早稲田大学グリークラブOB会はこれからもOBの皆さんの音楽の場、交流の場を創出していくとともに、現役を支援しつつ足並みをそろえて前に進んでいきたいと思っています。
2024年度活動方針
【総論】
幸いなことに2023年度中にコロナ禍が一段落し、現役・OBとも、合唱を中心とする諸活動は、コロナ禍前の水準にほぼ戻ってきている。
2024年度はこの再興の流れを引き継いで「重ね来し歴史尊く 承け継ぎて輝く」ことを目標に活動していきたい。
【組織強化】
可能なところから会費納入者の拡大に努め、一般会計の安定的黒字化を維持する。会費納入率の低い世代に向けた働きかけに力を入れるのは従来どおりである。
2024年度の取り組みの主なものは以下のとおり。
- 2024年6月のOB六連は、しっかりと準備をして本番を迎えたい。
平成・令和卒世代のOBについては、会費納入者増強の観点のみならず、OB会(稲門グリークラブ)の持続的発展をめざすという観点からも、このOB六連にひとりでも多くの参加が得られるように声がけしていく。 - 会費納入者増のために対面による「声かけ活動」を実施する。会計委員会での会費徴収方法の改善の検討等も行う。
- 「稲グリ新聞」の紙面の充実、OB会サイトやSNSでの情報発信、YouTubeでの過去の演奏音源公開といった取り組みを引き続き推進する。
- 稲門祭・稲門音楽祭については、稲門音楽連盟の組織改革の動向もにらみつつ、さらに多くのOBが参加しやすい活動にすることをめざす。
- “顔のわかる人からの連絡網”と位置付けているオールワセグリ・ネットワーク(AWネット)の認知度を高めつつ、情報共有体制の整備・強化を引き続き進める。現役の演奏会を含む主要行事への動員、現役支援への呼びかけ等に活用する。
- 現役およびOB会活動の記録や演奏音源等、資料の整備・保存・活用については、コロナ禍で検討も実践も停止していたが、状況を見ながら再開する。
- 個人情報の取り扱いに十分配慮しながら、日常的にOBの住所・連絡先等の情報を収集ならびに更新し、最新のデータベースを維持する。前回の冊子体名簿の発行から6年が経過したので、今後の進め方を検討する。
- 2007年のワセグリ創立100周年の時以降、5年に1度開催していたオールワセグリフェスティバル。順当にいけば2022年が第4回を開催する年に当たっていたが、コロナ禍の影響で断念し、そのままになっている。再開について、開催時期を含め、諸状況を見ながら検討していく。
【現役支援】
現役グリーの充実なくしてOB会の充実がないことは、言うまでもない。2024年度も、惜しみなく現役グリーを支援する。
- 「現役支援委員会」を中心に、現役グリーの抱える諸課題に関する相談に応じるとともに、現役と協議の上で、具体的な 解決や改善に向けたサポートを行う。引き続き主要な演奏会をはじめ、特ステ、新入生勧誘活動、就職相談等々について効果的な支援を心がける。
コロナ禍の影響で、大学合唱界全体の傾向として団員確保に苦労している。現役グリーも同様であるとともに、少人数体制ゆえに複数の役職の兼務が多い。さらに近年は 他のサークルとの掛け持ちも珍しくない。このため、連絡・情報共有に漏れが生じたり、ノウハウの引き継ぎが十分に行われにくくなる状況が見受けられる。OB会として、適度な距離感を保ちながら、運営や会計処理等に関するアドバイスを行っていきたい。 - 例年通り、OB会費の一部を現役支援に充てる。現役の状況やOB会の財政状況を見きわめ、適切な支援額を決定する。
【演奏関係】
2024年6月16日(日)に東京芸術劇場コンサートホールで開催される「第13回東京六大学OB合唱連盟演奏会」は、2020年に指揮をお願いしていていたが、コロナ禍で演奏が実現に至らなかった山脇卓也さん(H10卒)とのリベンジともいうべきステージである(演奏曲目は「東京だよ おっかさん」)。幅広い世代のOBの参加を得て、永く記憶に残るような好演をめざす。
以 上
2024年度 早稲田大学グリークラブOB会役員
☆は新任者を示す会長 | 佐々木 豊(S59) | [兼]演奏会企画運営委員、広報委員、現役支援委員、会計委員、稲門音楽連盟担当委員、還暦会関連企画委員 |
幹事長 | 津久井竜一(H01) | [兼]演奏会企画運営委員、広報委員、現役支援委員、会計委員、稲門音楽連盟担当委員、名簿委員長、資料等整備保存委員 |
副幹事長 | 井上 靖夫(S56) | [兼]演奏会企画運営委員長、現役支援委員 |
会計 | 坂田 耕治(S55) | (兼)会計委員長 |
会計監査 | 近藤 芳明(S52) | |
幹事 | 白井 猛(S38) | 稲門グリークラブ・シニア会 |
幹事 | 若杉 進二(S45) | 倶楽部グリー |
幹事 | 溝田 俊二(S48) | 演奏会企画運営委員、資料等整備保存委員 |
幹事 | 小岩 寿樹(S52) | 演奏会企画運営委員、資料等整備保存委員長 |
幹事 | 木村 寛之(S53) | 現役支援委員、AWフェスティバル担当 |
幹事 | 清水 稔夫(S55) | 東京稲門グリークラブ、資料等整備保存委員 |
幹事 | 杉野 耕一(S59) | 広報委員・稲グリ新聞編集長 |
幹事 | 道浦 俊彦(S59) | 大阪稲門グリークラブ |
幹事 | ☆石川 了(S61) | 稲門音楽連盟担当委員長、還暦会関連企画委員 |
幹事 | 鈴木 英次(S63) | AWネット担当 |
幹事 | 長田 能成(S63) | AW新年会担当、会計委員 |
幹事 | 松崎 一夫(H03) | 現役支援委員長 |
幹事 | 村上 政道(H3) | 広報委員長 |
幹事 | 近田 修一(H6) | OB六連実行委員、広報委員 |
幹事 | ☆坂本 孝文(H12) | 順グリ会 |
委員会
事業遂行のために、幹事会が必要と判断した場合には、委員会(委員には幹事以外の人も就任可)を設置して対応する。(◎委員長、○副委員長、☆新任)
◆演奏会企画運営委員会◎井上靖夫(S56)、○津久井竜一(H01)、溝田俊二(S48)、市橋信男(S50)、小岩寿樹(S52)、佐々木豊(S59)、近田修一(H06)、佐藤拓(H15)、市川真樹(H19)、小林昌司(H29)
◆広報委員会
◎村上政道(H03、YouTubeおよびSNS)、徳田浩(S31、編集委員)、安斎眞治(S47、OB会一斉メール担当)、佐々木豊(S59、編集委員)、杉野耕一(S59、稲グリ新聞編集長)、☆津久井竜一(H01、編集委員)、近田修一(H06、facebook担当)、田中啓介(H11、OB会Webサイト担当)、濱野将廉(H14、Twitter担当)
◆現役支援委員会
◎松崎一夫(H03)、木村寛之(S53)、井上靖夫(S56)、佐々木豊(S59)、津久井竜一(H01)、稲毛学(H09)、古賀弘晃(H20)、東松寛之(H24)、古家大貴(H26)、☆青木祐飛(R06)
◆会計委員会
◎坂田耕治(S55)、佐々木豊(S59)、長田能成(S63)、☆津久井竜一(H01)
◆稲門音楽連盟担当委員会
◎石川了(S61)、山本広士(S55)、佐々木豊(S59)、利光敬司(S60)、☆津久井竜一(H01)
◆名簿委員会
☆◎津久井竜一(H01)、頴原信二郎(S42)、安斎眞治(S47)、佐々木豊(S59)
◆資料等整備保存委員会
(音源の収集・保存、愛唱曲等の精査・検証の基礎作業等も担う)
◎小岩寿樹(S52)、清水實(S38)、溝田俊二(S48)、江澤孝政(S51)、清水稔夫(S55)、佐々木豊(S59)、☆津久井竜一(H01)、佐藤拓(H15)
◆還暦会関連企画委員会
佐々木豊(S59)、近藤剛広(S60)、石川了(S61)、☆関達朗(S62)、☆齋藤衛(S63)
早稲田大学グリークラブOB会はOBの皆さんの会費(年5,000円)によって運営されています。しかし、会費納入者は全OB約1,500人の3分の1程度にとどまっています。
OB会費の使い道は、概ね現役支援が3割、広報関係費(稲グリ新聞、Webサイト、YouTube、一斉メール)が4割、その他一般活動費が3割となっています。このうち現役支援については、安定的に部員を確保したり演奏会を開催したりするためには、さらなる支援が必要な状況です。OB会費の納入者が増えれば、現役支援金も増やすことができます。
つきましては、まだ会費をお納めになっていないOBの方には、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
- 年会費:5,000円
- 納入方法:以下の口座振替(1)か(2)でお願いします。
口座振替(1) | 口座振替(2) |
---|---|
|
|
|
|
用紙請求および問合せ |
〒255-0003 神奈川県中郡大磯町大磯1880 坂田耕治 自宅電話 0463-61-1613E-mail gorogorohouse-zzz@mh.scn-net.ne.jp |
---|
◆単年度分の振り込みを希望する方は→こちら
住所/電話番号(固定電話、携帯電話どちらか一方)/E-mailアドレス(いずれか1つ)/勤務先または職業(20字以内の表記)を変更する場合、下記のOB会事務局までご連絡ください。
OB会事務局(担当・津久井)
e-mail ryu-tsukui@s2.dion.ne.jp
FAX: 042-388-5623
なお、これらの個人情報については、厳重に管理し、みだりに外部に出すことはしません。