思いは、口に出して行動し続ければ実現する――。満50歳で初めて、一回り以上も若い女性と結婚した飯塚康彦君(H03卒)を目の当たりにして、改めて学習した。43歳で大手電機メーカーを早期退職後、大学院で会計を学び直し、49歳から税理士として活躍中の飯塚君の口癖は「子供が欲しい!」「絶対若い奥さんと結婚する」であったが、同期の皆は話半分で聞き流していた。
ところが3月10日夜、お披露目宴席の会場となった東京・池袋の「割烹吉野」で、学生時代はドイツ人のパン屋と渾名されていた大柄な新郎の隣には、小柄で可愛いらしく、しかも身重の新婦の姿が。参加者から「まさか!」「うらやましい!」とのコメントが相次いだのは言うまでもない。
同期の東西四連仲間の慶應、同志社からも多数参加し、最初はトップテノール不在で難儀したが、同志社同期で声楽家の小貫岩夫君の登場により百人力に。たまたま会場に居合わせた後輩2人と、若旦那の岡山幸一郎君(H13卒)も巻き込み、盛大な祝宴合唱となった。末筆ながら、同期会の口実を作ってくれた飯塚君への感謝と、飯塚君ご家族のご多幸をお祈りしたい。
松崎 一夫(H03卒)