ジョリー演奏会 6言語・振り付けに挑戦

ジョリーラジャーズは9月22日、東京オペラシティー・コンサートホールで22回目のオータムコンサートを開催した。オンステメンバー20名のうち、早稲グリ出身者は柿沼郭、重政伸一(S53卒)、池田浩之、須藤亮、高野恭一、細金雅彦(S55卒)、安宅望(S57卒)、岩淵靖宏(S58卒)、三浦信(H06卒)、若松裕章(H07卒)に、新たに塚田隆(旧姓室井)(S58卒)が加わり11名。

「夢を乗せ、Sail On!」「胸躍らせるア・カペラ☆ラテン特集」「どんな時もココロに光を」と銘打った3部構成で、半年余りの練習の成果を披露した。

第1部では今春、船が焼失して注目された加山雄三の「光進丸」、繊細で華やかなウィンナー・ワルツ「美しく青きドナウ」を、指揮者の吉岡弘行さんの編曲で世界でもあまり例がないア・カペラで表現した。

第2部ではラテンナンバーに挑戦。ボサノヴァの名曲「マシュケナダ」、情熱的なテナーソロをフィーチャーしたスケールの大きな「グラナダ」などを歌った。第3部ではミュージカル「ライオン・キング」から「サークル・オブ・ライフ」、ピンクレディーの「UFO」を振り付け付きで披露。聖歌「Veni,Veni,Emmanuel」、坂本九の遺作「心の瞳」など変化に富んだ曲を歌い、約1200人の聴衆から大きな拍手をいただいた。

今回は日本語の他、英語、スペイン語、ポルトガル語、ラテン語、更にはズールー語の6言語の曲に挑戦し、17曲すべて暗譜。老化に抗いながらも、お客様の満足度を高める挑戦は今後も続くだろう。

岩淵靖宏(S58卒)

ピンクレディーの「UFO」を振り付けを付けて演奏
テナーソロが喝采を浴びたラテン特集の「グラナダ」