現役グリー会長に長崎潤一氏~伊東一郎さん(S47卒)は定年で退任

早稲田大学グリークラブの伊東一郎会長(S47卒、文学学術院教授、ロシア文学)が3月末で定年に伴い退任し、4月から後任に長崎潤一氏(同教授、考古学)が就任する。

3月で退任する 伊東一郎会長(S47卒)
会長に就任する 長崎潤一教授

1月14日のオールワセグリ会で、会長交代が発表された。伊東会長は「会長を16年間務め、上海やリトアニア、モンゴルなどに現役と共に行かせてもらった。この16年間は在宅介護と重なり、OB会活動になかなか参加できなかったが、会長退任後もよろしくお願いします」とあいさつした。
長崎氏は1984年早大教育学部卒、86年早大大学院文学研究科修士課程修了、91年博士後期課程退学(研究指導修了)。札幌国際大学教授などを経て、2010年から現職。都立立川高校出身で、佐々木豊幹事長(S59卒)と同窓だった。
あいさつで「憧れのグリークラブの会長になることに緊張している。グリーOBではないが、高校時代から男声合唱に親しみ、大学の4年間もチケットを買わされて、80年の『炎える母』初演などグリーのほとんどの演奏を聴いていた」と語った。

伊東さんの最終講義は3月23日(土)午後2時30分から、「ポリフォニズムー〈記号〉から〈声〉へー」と題して、小野講堂で行われる。メインテーマは専門のロシア文学ながら、グリークラブに入部して叩き込まれたポリフォニー音楽、趣味のロシア民謡の話もする予定という。