東京稲グリ、調布で演奏会~「飲めの歌」「カリンカ」に拍手喝采

東京稲門グリークラブは4月7日、東京・調布市グリーンホール大ホールで、地元の女声合唱団などと「春のコーラスフェスin調布」を開いた。佐藤拓さん(H15卒)の指揮で、三木稔作品集や春・酒にちなんだ曲を歌って、聴衆を楽しませた。

コーラスフェスは、「ちょうふアルモニア合唱団」の指揮者、谷本喜基さんと佐藤さんが同じヴォーカルアンサンブルにいた縁で実現した。東松寛之さん(H24卒)、太田裕也さん(H27卒)、阿久津拓也さん(H29卒)が参加する若手7人のコーラスグループ「合唱団特急うたごえ81号」も出演し、バーバーショップのナンバーを披露した。

三木稔作曲の「生活漕ぎ歌」「男声 蛮歌集」を振付を付けて演奏

東京稲グリは第2ステージに登場し、三木稔作曲の「生活漕ぎ歌」「男声蛮歌集」を振り付けとメンバーのギター伴奏をつけて演奏。佐藤美佳さんのピアノ伴奏が加わった第4ステージは「春だ!酒だ!合唱だ!東京稲門グリークラブコレクション」と題して、「酒頌」「いい日旅立ち」「川の流れのように」「この街で」(新井満作詞・作曲)などを歌った。

会場を沸かせた「春だ!酒だ!合唱だ!」のステージの「飲めの歌」

中でも、ムソルグスキー作曲の「蚤の歌」を故前田憲男氏が作詞・編曲した「飲めの歌」は、メンバーの酔っ払いのパフォーマンスと最後の「シェーッ!」の決めポーズで会場は大爆笑。ロシア民謡「カリンカ」では貝塚文一郎さん(S39卒)の名テナーソロに拍手喝采が起こった。

合唱団特急うたごえ81号のステージ
合同ステージで「小さな幸せ」を演奏

合同ステージは、谷本さんの母親の谷本智子さんが作詞・作曲した「小さな幸せ」を、作曲者自身の指揮で演奏した後、佐藤さん指揮の「遥かな友に」で締めくくった。