7月18日朝（日本時間）、米サンフランシスコで５月に亡くなられた二川丈夫さん（Ｓ36卒）を偲ぶ会が、現地の３つの合唱団によりオンラインで60名近い方が参加して開かれました。日本からは、妹さん、同期の長澤護さんをはじめ６名が参加しました。コロナ禍のために開けないメモリアル・セレモニーに代わるもので、海を越えてお世話になった方々の心に沁みたと思います。
二川さんのグリー時代の様子、米国での合唱活動（合唱団結成、日系合唱団連盟づくり）、いくつか日本の合唱団のSF演奏会実現への尽力など残された足跡、お人柄が多くの方のスピーチを通して伝えられました。お子様３名のビデオメッセージからも、二川さんがいかに合唱や仲間との交流を楽しんでおられたかがよくわかり、合間に流された二川さんの美声のテナーソロでも故人を偲ぶことができました。
ワセグリの愛唱歌である「遥かな友に」「希望の島」「時計台の鐘」が、私たちと同じ楽譜でサンフランシスコの男声合唱団によって歌われているのを不思議と思いませんか。合唱の楽しさを多くの方へ伝えたいという二川さんの思い入れがわかる生きた記録でもあります。
日系人向けのラジオ番組「気まぐれ歌の旅」で歯切れの良いＤＪを披露、仕事はもちろん実に多彩なマルチタレントの二川さんでした。
私は倶楽部グリーが2018年10月のサンフランシスコ演奏会を開催した前年に二川さんをお訪ねし、以来、濃密な交流をさせていただきました。素晴らしい先輩と親しくなれたことに感謝するばかりです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
中嶋 勝彦（Ｓ42卒）
（追記）現地の偲ぶ会実行委員会のご尽力で、1時間40分に及ぶ偲ぶ会の記録がZoomでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=oX6PkLgJKso&feature=youtu.be
二川さんをご存知の方もご存知でない方も、カリフォルニアでこのような活躍をされておられたＯＢがいたことはワセグリの誇りとして感じていただけるのではないでしょうか。
