ワセグリ昭和31年卒の同期10人が、グリークラブの思い出や経歴、体験を綴った「自分史集」を発刊しました。バリトン歌手で現役グリーの元ヴォイストレーナーの山本健二さんの呼びかけで企画され、青木弘之さんがデータ入力やレイアウト、印刷発注などを担当。ワセグリOB会で最年長の津田照通さん(S22卒)、坪井秀夫さん(S28卒)も特別寄稿しています。
発刊したのは「ワセグリへの感謝を込めて 『向瀧(むかいたき)』と信州に旅した仲間の自分史集―信頼の絆65年―」。2019年8月に亡くなった平田昇さんが経営していた福島県会津若松市の老舗旅館「向瀧」と信州に集まった10人が、来し方を振り返り、思いを綴っています(このほか2人の原稿が未着。亡くなられた平田さん、浅妻暉雄さんは同期が代筆しました)。ワセグリでの思い出のほか、幼少期や社会人時代の体験談、闘病記など、これまで同期の間でも語り尽くされていなかった逸話が満載です。80歳代後半になっても「合唱三昧の日々に感謝」「老人福祉施設専務理事、現役です、年下の世話をしています」といった元気な近況報告もありました。
編集後記は「グリーライフ抜きの人生はありえないとの思いにワセグリへの感謝の念は深まっていく」「誠実な友人を持つことは人生を豊かにしてくれる」と結ばれています。S31卒にとどまらず、OB各位にとってグリーと人生を見つめ直すうえで、多くの示唆を与えてくれます。
(編集部)