早稲田大学グリークラブOB会は9月5日、現役グリークラブ3年のサブ役員と意見交換会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大で活動が制限されている現役の状況を聴きながら、当面の課題への対応、現役支援のあり方について話し合った。
早稲田奉仕園セミナーハウスで開いた意見交換会には、OB会から柿沼郭会長(S53卒)、佐々木豊幹事長(S59卒)、井上靖夫副幹事長(S56卒)、現役からはサブ役員の大野柊部長、齋藤泰晟(内政・演奏旅行・合宿)、武井謙(OB担当・外政)の両マネージャー、長嶋樹ベース・パートリーダーが出席した。
OB会の柿沼会長は「コロナ禍で皆が大変な思いをしている。色々なイベントが中止となり、3年生はサブとして(チーフの)4年生に付いて運営ノウハウを学ぶ機会を失っている。だが2年生以下は年間の全体スケジュールをまだ経験していない。皆さんはその結節点にいる」と指摘。そのうえで「基本的に心がけて欲しいことが3つある」として、①何事も早めに着手する②担当した経験者・先輩から聞きまくる③伝統と「ワセグリ熱」の継承を忘れない――を挙げて激励した。
現役は12月28日の定演に向けた通常練習と平行して、新人の練習や説明会をオンラインで行っていることを報告。当面の課題として、新入部員獲得やチケット販売、外部依頼演奏(特ステ)の減少に伴う収入減、2021年の定期演奏会の会場確保などを挙げた。OB会からは「できる限り支援していきたい。必要があれば遠慮なく言ってほしい」と伝えた。