稲門グリークラブ・シニア会は10月23日、東京・大手町の日経ホールで開催された千代田区の第43回コーラスフェスティバルに3年ぶりに出演しました。11人のメンバーが耕納邦雄さん(S37卒)の指揮、佐藤美佳さんのピアノで、「男声合唱による10のメルヘン・愛する歌」(木下牧子作曲)から「海と涙と私と」「ロマンチストの豚」「きんいろの太陽がもえる朝に」の3曲を演奏。平均年齢が85歳を超えているとは思えない力強い歌声を披露し、会場から大きな拍手を受けました。
やなせたかしの優しいながらもシニカルな詩に淡々と寄り添う旋律を、円熟した温かみのあるハーモニーで歌い上げ、哀愁漂う大人のメルヘンの世界を表現しました。
演奏後、浅妻勲会長(S29卒)は「皆が心待ちにしていたフェスティバルに3年ぶりに出られて、本当に良かった。控えめにみても、練習の成果の7割は発揮できたかな」と笑顔を見せました。
◇3年ぶり開催の昌平音楽祭にも出演
これに先立ち、シニア会は8月28日、3年ぶりに開催された第25回 昌平音楽祭(昌平童夢館2階多目的ホール)に出演しました。耕納さんの指揮、佐藤さんのピアノで、11人が同じ「愛する歌」から「ひばり」「さびしいカシの木」「きんいろの太陽がもえる朝に」の3曲を歌いました。
今年の昌平音楽祭には9団体が参加。新型コロナウイルスの第7波の時期で、シニア会も全員がマスクを着用し、靴を履いての演奏となり、各団体の演奏ごとに5分間の会場内換気タイムが設けられました。お客様として、故福井忠雄元会長のご家族、合唱団コーロこせやまの皆さんにご来場いただきました。