コバケン先生第2回練習~一気に仕上げ、大胆な解釈・変更も

3月12日(日)の「コバケンが振る 稲門グリークラブ演奏会vol.2」に向け、3月5日、指揮者の小林研一郎先生の第2回練習が行われました。小林先生は演奏する3曲を一通りさらい、楽譜通りには歌わない大胆な解釈・変更も指示しながら、一気に仕上げにかかりました。本番まで1週間に迫り、メンバーも高い集中力を保って、充実した練習ができました。

小林先生は演奏する3曲に独自の曲想を吹き込みました

東京・大森の大田文化の森・多目的室で午後1時から行われた練習には、約130人のメンバーが参加しました。先生は「さすらう若人の歌」から練習に入り、大室晃子先生のピアノ伴奏やドイツ語の発音を先に聴かせ、時には自らピアノを弾いて歌ってみせて、メンバーに求める曲想や音色を伝えました。先生は「ありがとう」「素晴らしい」を連発して、メンバーを乗せながらも、3番では「ここは命懸けで歌って!」「聴衆の心のひだに突き刺さるものを出して」とのゲキを飛ばしました。

「月光とピエロ」では「月の光の中から浮かび上がってくる声が、聴衆の心に永遠に残るように」「現代人の心の中に作曲者を甦らせて」などの奥深い指示をして、何度か歌い直した後に「全然違う世界が出来ていますよ」とOKを出しました。そして「皆さまとご一緒して、昔の炎のように燃えていた自分が生き返ってくる。感謝します」と語る場面もありました。

練習を終えて、小林先生に大きな拍手が送られました

午後5時30分前、「水のいのち」の終曲で小林先生の練習が終了すると、先生にメンバーから大きな拍手が送られました。この後も練習は「アンコール」などで午後6時頃まで続きました。

本番まで前日の3月11日(土)のゲネプロを残すのみ。参加メンバーはこの日の先生の指示を確認、徹底しながら、ラストスパートをかけていきます。