ボニージャックスのデビュー65周年記念コンサートが1月11日、早稲田大学大隈講堂で開かれました。今年でともに90歳になる玉田元康さん(S32卒)と鹿島武臣さん(S33卒)、吉田秀行さん(58歳)の3人が元気な歌声を披露し、現役の早稲田大学グリークラブも出演して、心温まる演奏会になりました。
NPO法人日本国際童謡館の大庭照子館長、日本童謡学会の海沼実理事長の司会で幕開けし、第1部はボニーの3人が早稲田大学校歌、「ジャンバラヤ」「タイガーラグ」「雨にぬれても」のレパートリーを披露。男声ボーカルグループ「ベイビーブー」がゲスト出演して、見事なハーモニーで会場を沸かせました。
第2部は「早稲田の杜の詩人たち」と銘打ち、海沼さんとの軽妙なトークを交えながら「赤い鳥小鳥」「雨」「かなりや」「しゃぼん玉」「春よ来い」の童謡を歌いました。このあと現役グリー約30人が出演し、「輝く太陽」「紺碧の空」「斎太郎節」などの愛唱曲を演奏しました。
さらにボニーはデビュー65周年記念盤CDから、「わたしのほしいもの」(西脇久夫作曲)、「旅愁」「故郷の廃家」の3曲を、日本国際童謡館理事長の髙田真理さんとともに歌いました。
最後はマイクを使わずに、現役グリーとともに早稲田大学校歌と「遙かな友に」を合唱して閉幕しました。
ワセグリ出身の4人で結成したボニージャックスは1958年12月にプロデビュー。2003年に大町正人さん(S35卒)が引退、21年に西脇久夫さん(S33卒)が逝去され、23年から日本国際童謡館の支援を受けて活動を続けています。