倶楽部グリーは3月3日、セシオン杉並ホールで開かれた杉並合唱フェスティバルに出演した。フェスティバルは杉並区内の一般、学校の約30団体が参加。午前に第一部、午後に第二、第三部と分けられ、倶楽部グリーは第三部のトリ(実力合唱団の杉並混声合唱団)の一つ前の出番だった。
午後2時半に集合、会場の座席に着席して出番待ち。いつものようにステ練はおろか発声練習すら無しで、ぶっつけ本番の不安を抱きつつの待機。いわばまな板の上の鯉状態。
いよいよ第三部開始。各団体10分の持ち時間のところ、倶楽部グリーは3曲で演奏時間は優に15分を超える。筆者は「多少うまくいかなくても 平均年齢80歳という〝錦の御旗〟〝黄門さまの印籠〟 がある限り問題ない…か」と覚悟を決めた。
指揮は丸山はるお(S42卒)、ピアノは藤森さなさん。1曲目の「少年時代」は出だしが恐る恐るの発声にならないか心配だったが、ピアノ前奏が始まって気合が入ったようでうまくスタート。続く「いい日旅立ち」も歌い込んでいる曲で、会場の受けもいいということで自信をもって歌えた。
最後の「When the Saints Go Marchin In」はppの出だしは好調。だが中盤以降、各リードパートのスタートがうまくないところあり。会場から手拍子が起こって盛り上がるも、手拍子との同調がうまくいかない状態になり、ボロが出始めたところでジ・エンド。盛大な拍手をいただくも、若干すっきり感なしか。以上、ちょっと残念報告記……。
フェスティバルは11月23日(土・祝)にも同じセシオン杉並で開かれる予定で、倶楽部グリーもまた出演する。
12月8日(日)には、事実上の定期演奏会となる「倶楽部グリー&杉並区の中学生ジョイントコンサート」を杉並公会堂大ホールで開催する。
頴原信二郎(S42卒)