初の早慶四連演奏会~女声加わり華やかに

第1回早慶四団体連合演奏会が9月30日、大田区民ホール・アプリコ大ホールで開催されました。これまでの早慶交歓演奏会に早慶の女声合唱団を加えた初めての試みで、男女総勢約170人が華やかで爽やかな歌声を響かせました。

エール交歓は、女声が早稲田大学校歌と慶應義塾塾歌、男声が応援歌の「若き血」「紺碧の空」を歌って開幕しました。

4団体の最後に登場したワセグリは、男声合唱組曲「明日へ続く道」(千原英喜作曲)を、井上拓海さん(4年)の指揮、米屋陽也さん(3年)のピアノで演奏。手足が不自由になり、筆を口にくわえて文や絵を書いた詩人・画家、星野富弘の詩による組曲で、1年生も加えた50人のメンバーが繊細に、最後は明日への希望を力強く歌い上げました。

早稲田大学女声合唱団(46人)は山脇卓也さん(H10卒)の指揮で「フォルテは歩む」(信長貴富作曲)、「子守唄~立原道造の詩による小さなレクイエム~」(三宅悠太作曲)を歌い、温かく柔らかいハーモニーを聴かせてくれました。

慶應義塾ワグネル・ソサィエティーも、男声合唱団(42人)が「天使のいる構図」(松本望作曲)、女声合唱団(26人)が「良寛相聞」(千原英喜作曲)を、いずれも学生指揮者の指揮で質の高い合唱を披露しました。

四団体合同ステージは相澤直人氏の指揮、京増修史氏のピアノで、混声合唱組曲「風に寄せて」(尾形敏幸作曲)を歌いました。このあとステージストームに移り、早稲田女声が「タイプライター」、ワグネル女声が「Sing」、ワグネル男声が「Soon Ah Will Be Done 」、最後にワセグリがお馴染みの「斎太郎節」を歌い、大きな拍手に包まれながら終演しました。