倶楽部グリーの創立20周年記念演奏会が12月8日、杉並公会堂大ホールで開催されました。今回も杉並区の中学生とのジョイント・コンサート形式で、昨年の演奏会の観客と団内のアンケート調査から「もう一度聴きたい曲、歌いたい曲」をセレクトして構成。27人のメンバーが平均年齢81歳とは思えない若々しい歌声で、満席で埋まった聴衆を楽しませました。
第1ステージは倶楽部グリーが丸山はるおさん(S42卒)編曲のポップス曲を披露。丸山さんと工藤悠一郎さん(S40卒)、山口隆久さん(S41卒)の指揮、山中麻鈴さんのピアノで、多彩なソリストを繰り出しながら「岬めぐり」「この街で」「ムーン・リバー」など8曲を歌いました。MCの南方昭彦さん(S45卒)も、軽妙で自虐ネタ満載のトークで会場を大いに沸かせました。
第2ステージは和泉学園小・中学部、東原中学、松ノ木中学の生徒や卒業生が出演し、みずみずしい歌声を聴かせてくれました。
第3ステージは再び倶楽部グリーが登場。最初の「慕情」の歌い出しでつまづいて歌い直したのはご愛嬌?それから「聖者の行進」「時代」「なごり雪」「熱き心に」「いのちの歌」と歌い継ぎ、十八番の「70年代フォークソングメドレー」で締めくくりました。
演奏後、MCの南方さんが「20年間、本当にありがとうございました。私たちもリングを降りるときが来たかという思いで…」との意味深な?発言をして、アンコールにアリスの「チャンピオン」を力強く歌いました。
このあと小中学生も加わって合同で「ふるさとは今も変わらず」、そして会場の聴衆とともに「遙かな友に」を歌って大団円。最後にはステージストームで「紺碧の空」と早稲田大学校歌を、観客の手拍子とともに歌い、大きな拍手に包まれながら終演しました。