ワセグリ送別演奏会~新体制が雄々しく出帆

早稲田大学グリークラブは2月21日、第74回送別演奏会(入場無料)を三鷹市芸術文化センター風のホールで開きました。卒団生14人の新たな門出を祝い、新体制の約40人のメンバーが力強い歌声で雄々しく出帆しました。

全員が肩を組んで「早稲田の栄光」を合唱

送別演奏会は最初の卒団生・現役生合同の愛唱曲集ステージで、「なごり雪」「アカシアの径」「斎太郎節」などを卒団生の見事なソロを入れて歌いました。ステージ終了後の休憩中には、有志メンバーによる即興演奏も行われました。

大きな笑いと拍手が起こった卒団生ステージ

続く第117代卒団生ステージは「117代金の卵演奏会!」。入部した2021年、コロナ禍で新人最初の舞台となる「金の卵コンサート」が開催できなかった代で、「最初で最後の自分たちだけのステージ」となりました。最初は全員がコスプレ姿で登場し、井上拓海さんの指揮で思い出の曲を寸劇も交えて披露し、大きな笑いと拍手が起きました。

会場の拍手に答える現役生メンバー

新体制となった現役生ステージは、男声合唱とピアノのための「帆を上げよ、高く」(作詩:みなづきみのり、作曲:信長貴富)を、米屋陽也さん(新4年)の指揮、松元博志氏のピアノで演奏しました。同志社グリークラブが2014年に初演した「翼よ、おまえの空を翔ろ」「春愁のサーカス」「帆を上げよ、高く」の3つの詩で構成された曲を、圧倒的なスケールと表情豊かな歌声で歌い上げました。演奏後にはひときわ大きな拍手が起こり、アンコールには「出発」(松下耕作曲)を歌いました。

新旧トップテノールパートリーダーのゾリで「遙かな友に」
ステージストームの「Sound Celebration」

最後には再び卒団生も加わって「紺碧の空」「遙かな友に」「Sound Celebration」「酒頌」を合唱、そして「早稲田の栄光」を歌って締めくくりました。

六連は創作ステージ、四連は「夢の意味」

早稲田大学グリークラブは5月4日(日)の第74回東京六大学合唱連盟定期演奏会(文京シビックホール大ホール)で、「おもいでのうた~あの日、あの頃、あの場面をたどって~」(編曲:北川昇)を米屋陽也さん(学生)の指揮、村田雅之さんのピアノで演奏します。

6月22日(日)の第74回東西四大学合唱演奏会(すみだトリフォニーホール大ホール)では、男声合唱とピアノのための組曲「夢の意味」(指揮:相澤直人、作曲・ピアノ:上田真樹)を歌います。多くの方々のご来場をお待ちしています。