2025年の干支は「乙巳(きのと・み)」。乙は十干(じっかん)の2番目で「木」の意味があり、草木がしなやかに伸びていく様子を表しています。巳(へび)は、神の使いとして大切にされてきた生き物で、脱皮を繰り返しながら成長して「生命」「再生」の象徴とされています。このため「旧体制を脱却して新しい体制を創造する」「再生や変化を繰り返しながら、しなやかに発展していく」年と言えそうです。
▼今年は「昭和100年」とも「戦後80年」とも言われ、多くの人が時代の節目に立って自らの歴史、存在を問い直す年にもなります。1907年(明治40年)に創立された早稲田大学グリークラブも、あと2年で創立120年。戦争や分裂騒動、大学紛争、新型コロナウイルス禍と、多くの困難を乗り越えながら、歴史をつないできました。
▼しかし社会の風潮や学生気質も変わり、従来の「ワセグリの常識、やり方」が通用しないケースもしばしば出てきています。OB会、現役ともに、これからも持続可能で、居心地の良いコミュニティーであり続けるために、より対話を重ねながら、変化をおそれぬ気概を持ちたいものです。