早稲田大学グリークラブは2月18日、第68回送別演奏会を杉並公会堂大ホールで開いた。新体制の現役生ステージはジョスカン・デ・プレの「Missa Mater Patris」(皆川達夫編曲)を荘厳な響きで歌い上げ、好スタートを切った。
最初の卒団生・現役生合同ステージ「愛唱曲集」は、「アカシヤの径」「なごり雪」「斎太郎節」などのソロを卒団生が務めた。
第111代の卒団生ステージは「半分、いない。」と題して、他学年の半分の12人で4年間を乗り切った思い出の曲を、前学生指揮者の田中渉さんの指揮で披露した。ビートルズナンバーでは「ヘイ・ジュード」を会場の温かい拍手と一体となって演奏。アンコールに「終わらない歌」を歌って締めくくった。
最後の現役生ステージは横野奏士郎さん(新4年)の指揮で、久しぶりのミサに挑戦。テナー系、ベース系とも深い発声で、重厚で柔らかいハーモニーが会場を包み、聴衆から盛大な拍手が送られた。アンコールには「雨」(多田武彦作曲)を歌った。
六連、四連の演奏曲決まる
2019年の現役は、5月12日(日)の第68回東京六大学合唱連盟定期演奏会(東京芸術劇場)で宇田川安明氏編曲による「ワセグリ日本一周!」(指揮:横野奏士郎、ピアノ:増本博子)、6月22日(土)の第68回東西四大学合唱演奏会(すみだトリフォニーホール)で「男声合唱とピアノのための組曲『天使のいる構図』」(指揮:清水敬一、ピアノ:小田裕之)を演奏する。
このほか6月3日(月)のペンシルバニア大学グリークラブ東京公演(杉並公会堂)に賛助出演する。