5月31日(日)の第11回東京六大学OB合唱連盟演奏会で、男声合唱組曲「月光とピエロ」を指揮する山脇卓也さん(H10卒)の第3回練習が2月24日、江東区文化センター・大研修室で行われた。80人余りのメンバーが出席して、3曲目の「ピエロ」、4曲目の「ピエロの嘆き」を練習した。
山脇さんは3曲目の冒頭の「ピエロの白さ、身のつらさ~」を「軽く明るく、よりブライトに行きたい」と明るめのDdur(ニ長調)を意識させながら、①音の立ち上がりを早くして、響きはおへその下の横隔膜で支えて、おでこまで抜けさせる②子音は一人ひとりが立てるより、皆でそろえる③休符でブレスをとらない――などを指示した。中盤のAndante cantabile「白く明るく見ゆれども~」では、「ムンクの(絵画)『叫び』みたいに」と、全員に両手を頬に当てさせて歌わせるなどして、トーンを徐々にそろえていった。
4曲目は「和音の配置の巧みさが素晴らしい」と解説した後、1オクターブ以上開いた和音を入念に点検し、「ワルツのように、1小節をワンテンポでとれるように歌って」と歌唱指導した。そして「僕の次回練習(3月20日)で、全体の作り方を確認する形で練習を進めたい」と話して、練習を終えた。