早稲田大学グリークラブOB会は、新型コロナウイルスの感染拡大で活動が大幅に制限されている現役グリークラブへの支援金として、OB会の2020年度予算の4割を超える約90万円を拠出しました。これに加えて、コロナ禍で中止となった第11回OB六連の参加費の返還で、「現役支援に充当」を希望された方々への払戻金57万2000円も寄付しました。
OB会は例年、年間予算の3割程度を現役支援に充てています。しかし今年度の現役グリーはコロナ禍で、特ステ(依頼演奏)収入が30万円弱と前年度より200万円以上減少しています。一方で、練習に大学の施設を使えないために練習場代がかさみ、12月28日(月)の第68回定期演奏会(府中の森芸術劇場どりーむホール)も、客席数を半分程度に減らすことから大幅な収入減が見込まれています。
そこでOB会は会長、正副幹事長、会計を中心に協議し、「現役支援は例年、OB会予算の30%の線で対応してきたが、コロナ禍の中で辛い思いをしてきた今年度の現役に対して、例年を上回る40%の支援で応えたい」との結論に達し、幹事会の了承を得ました。
コロナ禍の長期化で、現役の活動は定演後も厳しい運営が続きそうです。OB会は今後も現役と協議を重ねて、支援を続けていきたいと思います。