久邇之宜先生が逝去~ワセグリと数多くの共演

早稲田大学グリークラブなど数多くの合唱団と共演していただいたピアニストの久邇之宜(くに・ゆきのぶ)先生が2月15日、療養先の神奈川県藤沢市内の病院で逝去されました。71歳でした。通夜、告別式は近親者のみで行われ、喪主は妻、法子(のりこ)さん。

久邇之宜先生

久邇先生は国立音楽大学ピアノ科卒業。近藤孝子氏、小林道夫氏に師事し、卒業後、曽我栄子氏のR.シュトラウス演奏会でデビューして、二期会やNHKなどで活動を開始。1979~81年にウィーン国立音楽大学に留学し、作曲家ローベルト・ショルム氏に伴奏法・音楽解釈を学ばれました。帰国後、声楽・合唱のピアニストとして活躍し、ワセグリでは70年代後半から主に指揮者・編曲者の福永陽一郎先生とのコンビで、数多くのステージで伴奏していただきました。

ワセグリとの最後の共演は、2017年10月の第3回オールワセグリフェスティバル(S58卒~H01卒のステージ)で、「月下の一群」などを伴奏していただきました。心よりご冥福をお祈りいたします。