早稲田大学グリークラブOB会は3月28日、今春に現役グリークラブを卒団した新OB(R03卒)への記念品贈呈式を早稲田奉仕園で行いました。あいにくの雨の中、新OB22人のうち6人が出席し、柿沼郭会長(S53卒)から1人ひとりに記念品の早稲田ネクタイや楽譜を手渡しして、彼らの新たな門出を祝いました。
新OBへの記念品贈呈は例年、OBと現役が一堂に会するオールワセグリ新年会で行っていましたが、今年は新年会が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となり、年度末になってようやく実現しました。
柿沼会長は、コロナ禍で多くの演奏会が中止になりながら、定期演奏会の開催にこぎ着けた新OBの労をねぎらい、「大変素晴らしい演奏に感動した。下の3つの代に遺産を遺し、ワセグリの伝統の継承という点でも大きな意味があった。約1500人のOBの誇りとなる演奏会だった」と称えました。そのうえで「皆さんは胸を張って卒業してほしい。OBの仲間入りをしても、演奏会やイベントに積極的に参加してほしい」と激励しました。
新OBを代表して、前部長の田爪創太朗さんが「我々メンバーは厳しいなかで闘ってきた。OBになっても、下から新しい風で勢いづけられるように頑張っていきたい」と述べました。
最後に出席者全員が輪になって「早稲田の栄光」を(時節柄、ppで)歌い、佐々木豊幹事長(S59卒)が「これからも現役を見守り、支援してください」と挨拶して閉会しました。