9月15日の第25回東西四大学OB合唱連盟演奏会(OB四連)に向け、指揮者の小林研一郎先生の本番前日練習が14日夜、早稲田奉仕園スコットホールで行われました。小林先生は男声合唱組曲「水のいのち」に新たな表情を加えながら、翌日の本番に向けメンバーを鼓舞しました。
小林先生は「明日、皆さんの壮絶な音づくりに期待しています。特殊な世界に聴衆をいざなっていくようお願いします。君らの演奏で、合唱ってこんなにいいものかと思わせないといけない」と語って、練習に入りました。
「水のいのち」の全曲を一通り通し、言葉のフレージングや子音を確認しながら、曲想に新たなアレンジを加えていきました。中でも、5番の「海よ」の<ありとある芥…>は、先生の一言でトーンが一変しました。
先生は1時間余りで練習を切り上げ、「それじゃあ、明日楽しみにしています」。オンステする100数十人のメンバーから大きな拍手が起こり、明日の本番へ気勢を上げました。
これに先立ち14日午後には、合同演奏の全体練習が江東区文化センターレクホールで行われました。4団体の300人を超えるメンバーが初めて一堂に会し、佐藤拓さん(H15卒)の指揮で、「たいしめ(鯛締)」「五木の子守歌」「引き念佛」の3曲をさらいました。佐藤さんは自身の歌唱力を生かしながら「誰かに聴かせるのではなく、自分のために歌って」「合わせようと思わなくていい、その方が合いやすい」などとユニークな指導で、重厚なハーモニーを作っていきました。