【活動レポート】平成29年オールワセグリ会

早稲田大学グリークラブOB会は1月9日、東京・早稲田の大隈ガーデンハウスでオールワセグリ会を開いた。約150人のOB、現役部員らが参加し、合唱と歓談で交流を深めた。今年はワセグリ創立110周年、OB会発足65周年の節目の年。各演奏会の成功と、さらなる飛躍を誓い合った。

中島龍之介さん(新4年)指揮の「輝く太陽」で乾杯

オールワセグリ会には、現役グリークラブの伊東一郎会長(S47卒)らOB78人、新OB19人、現役48人が出席。三浦康正さん(S63卒)の司会で開会し、新4年の中島龍之介さんの指揮でクラブソング「輝く太陽」を歌って乾杯した。
柿沼郭会長(S53卒)はあいさつで、「2017年はワセグリ、OB会にとって節目の年に当たる。7月に東西OB四連、10月に5年に1度のオールワセグリフェスティバル(AWF)の2大イベントがある。多くの人に参加してもらって成功させ、皆で楽しく充実した年にしていこう」と呼びかけた。
現役の昨年の定演オンステメンバーが93人と前年から15人増えたことにも触れ、「1年が31人もいる。現役・OBが一体となった新人勧誘活動の成果が上がってきている」と、今後も現役支援を強化していく考えを示した。
このあとOB会から新OBに1人ずつ、愛唱曲集や早稲田ネクタイなどの記念品を贈呈した。新OBを代表して新井晴晶さん(前部長)が「皆様から定演が大成功と言っていただき、私たちは感無量の中で卒団できた。これから続く世代も、自信と誇り、責任を持って歌をお届けする団員になってほしい」と後輩にエールを送った。
新部長の後藤貴央さんは「今年も新勧活動に力を入れ、次の定演は100人演奏を目指したい」と力強く語った。
ワセグリ会は世代ごとの演奏、全員による合唱で大いに盛り上がり、最後は出席者全員が肩を組み、「早稲田の栄光」を歌って閉会した。

ワセグリ会 幅広い世代が競演・協演・饗宴

1月9日のオールワセグリ会は現役・OBの幅広い世代が交流しながら、「競演」「協演」「饗宴」を繰り広げた。

新3・4年の「秋のピエロ」

世代別演奏の口火を切ったのが、現役新3・4年の「秋のピエロ」(中島龍之介さん指揮)。続いてS49卒以降のOBが川元啓司さん(S56卒)指揮で「最上川舟唄」、S48年卒以前のOBが耕納邦雄さん(S37卒)指揮で「ふるさと」を演奏。現役新2年と新OBは、定演で演奏した「木下杢太郎の詩から」の曲をそれぞれ披露した。

 

 

 

S49卒以降の「最上川舟唄」

出席者最年長の澤登典夫さん(S27卒)は「現役がこれだけ多く参加してくれて、ありがたい。ワセグリの伝統はしっかり守られている」と笑顔を見せた。

 

 

 

 

 

S48卒以前の「ふるさと」

「新井の息子です!」。現役の前部長の新井晴晶さん(新OB)のあいさつに、笑いと拍手が起きた。父親の新井康之さん(S61卒)は全体合唱で「紺碧の空」を指揮した。
このあと小林祥郎さん(S46卒)指揮、武内正さん(S51卒)ソロで「遥かな友に」、そして中川暁登さん(H27卒)指揮の「早稲田の栄光」で大団円。最後は現役OB担当マネの大海修平さん(新4年)、福島敬さん(S55卒)、三浦信さん(H06卒)によるエール交換で締めくくった。

 

 

記念品を贈られた新OB 

佐々木幹事長が閉会あいさつ

ただ、饗宴はスピーチや合唱が切れ目なく続いたため、満足に飲食できなかった人もいた。ワセグリ会終了後、柿沼会長ら約20人は居酒屋「源兵衛」に繰り出し、「竟宴」(きょうえん・祭事の後に催す宴会=広辞苑)を開いた。一部では「狂宴」もあったかもしれない。
杉野耕一(S59卒)