シニア会、さくらコンサートに出演

稲門グリークラブ・シニア会は3月3日、東京・秋葉原の昌平童夢館多目的ホールで開かれた「さくらコンサート」に出演しました。11人のメンバーが、耕納邦雄さん(S37卒)の指揮、佐藤美佳さんのピアノで「男声合唱による10のメルヘン 愛する歌」(作詩:やなせたかし、作曲:木下牧子)より5曲を熱唱しました。

シニア会が演奏したのは、「ひばり」「海と涙と私と」「ロマンチストの豚」「さびしいカシの木」「きんいろの太陽がもえる朝に」。やなせたかしの抒情性にあふれ、心に喜びと希望を与える詩を力強く歌い上げ、会場の聴衆から大きな拍手を受けました。

コンサートにはこのほか「コール・ヌーヴォ」「the CRAZY ANGEL COMPANY」「昌平コール・アブサンズ」が出演し、最後の全体合唱は聴衆とともに「花は咲く」を歌って閉幕しました。会場には約100人が来場し、入場料(1人500円)は千代田区の桜を守り育てる「さくら基金」に全額寄付。シニア会もメンバーの練習参加費をとりまとめて、基金に拠出しました。

最後は出演団体と聴衆がともに「花は咲く」を歌いました

シニア会は2008年、当時の福井忠雄会長(S29卒)の呼びかけで、昌平コミュニティースクールの協力を得て、第1回「さくらコンサート」(昌平童夢館)を主催。以来、2017年の第10回まで累計103万円余りをさくら基金に寄託して、いったん終了しました。

このたび、主催を「さくらコンサート実行委員会」に変更し、入場料をさくら基金に寄付し、開催経費は実行委員会の拠出金で賄うこととして再開し、来年以降も継続開催を目指しています。シニア会の浅妻勲会長(S29卒)は「シニア会が立ち上げたさくらコンサートを再興してくれた実行委員会の皆さんに感謝したい。我々も一生懸命歌ったが、多くの皆さんの尽力のおかげで本当に良い演奏会になった」と話しました。