【近況・遠境】名指揮者 トスカニーニ 大冊の実録を翻訳出版


石坂廬さん(S46卒)がイタリア出身の名指揮者、トスカニーニ(1867~1957)の生誕150年を記念して、「身近で見たマエストロ トスカニーニ」=写真、2160円=を翻訳、アルファベータブックス社から出版した。信濃毎日新聞や「音楽の友」2月号などに書評が掲載されるなど、注目を集めている。
著者のサミュエル・チョツィノフ(1964年没)はNBC交響楽団の創設者で、いち早くトスカニーニを指揮者として招聘し、長年トスカニーニの右腕として行動を共にした。伝説の名指揮者の素顔が克明に描かれている。興味深いエピソードが次々に出てきて、240ページの大冊を一気に最後まで読ませる魅力に溢れる。
石坂さんは「いま音楽出版社は瀕死の状況。一般の音楽愛好家が気楽に楽しんでいただけるよう願って翻訳に取り組んだ」と語る。皆さんに是非ご一読をお薦めしたい。
石坂さんは日本火災海上保険に勤務し、後年、笹川平和財団で活躍した。稲門グリー活動に積極的に参加して数々の海外演奏旅行にも同行、美しいリリックテノールには定評がある。

徳田浩(S31卒)