《OB六連》「祷り」の心 届けよう


 練習指揮者 佐久間宰士(S63卒)

この度、OB六連単独ステージの男声合唱組曲「IN TERRA PAX 地に平和を」の下振りを担当します佐久間宰士(S63卒)と申します。現役時代、荻久保和明先生の「季節へのまなざし」 「縄文ラプソディー」の二つの作品の委嘱初演という、極めて貴重な経験をしておりますので、今回も何かの縁と思っております。
今回の「IN TERRA PAX」は、作詞者の故鶴見正夫氏が「少年少女からおとなまで、誰もがうたえることをねがって、できるだけ平易なコトバで書いた」と楽譜の前書きに寄せている通り、歌詞には選び抜かれたコトバたちが使われています。
曲の方も、荻久保先生ご本人が書いている通り、同じ荻久保作品の「縄文」シリーズなどに比べると、旋律重視で技術的にも易しく書かれているようです。しかしながら、この平易なコトバと易しい曲の組み合わせ、というのがなかなか厄介で、よほどの演奏をしない限り、「ただ譜面通りに歌っていただけ」のつまらない演奏に聴こえてしまうリスクがあります。
本番のステージでは、オンステするメンバー全員が一つひとつのコトバを自らのコトバに昇華させ、それらを繊細なメロディーに乗せて音楽にし、作者が全篇に込めた静かな「祷り」の心を会場のお客様にしっかりと届けられるよう、本当の意味での譜面通りの演奏をしたいと思います。
短い期間、微力ではありますが、練習ピアニストの古門詩帆さんの力もお借りして、密度の濃い練習にしていきたいと思います。
最後になりましたが、3月末、本番で指揮をお願いする松井慶太先生にご挨拶をする機会がありました。現役を指揮された経験のある先生ですので、(当日は60余名になるハズの)我々OBを指揮することを大変楽しみにされていたことをお伝えしておきます。我々も大いに楽しみましょう!