【近況・遠境】東北復興へ観光会社 一関に宿泊施設


7月にオープンした宿泊施設「平泉倶楽部」 (前列中央が松本数馬さん)

私は2016年に13年間の金融機関での勤務を辞め、地元岩手県一関市に戻り、観光事業に取り組む「株式会社イーハトーブ東北」を設立しました。
Uターンのきっかけになったのが東日本大震災です。
3・11に仙台で被災した私は、仙台勤務の間、法人営業として被災されたお客様の対応をしました。また2011年5月を第1回目として、早稲田グリー同期のメンバーを中心としたコンサートやボランティア活動を被災3県で行いました。
その中で、多くの方々が支えあう姿を目の当たりにし、地元東北への振興に力を注ぎたいとの思いで起業に至ったのです。
一関市の人口は17年に12万人を割り、年間1500人のペースで人口が減る地域です。そこで、東北に訪れる観光客と今後拡大するであろう外国人観光客に着目し、その消費拡大を通じて地域にお金を落としてもらう「着地型」観光を目指したいと思っています。
今年4月、一関・平泉エリアの観光戦略を担う一般社団法人世界遺産平泉・一関DMO(観光地経営組織)が発足し、代表理事を務めさせていただいています。
7月には、古民家を改装した宿泊施設「平泉倶楽部」をオープンさせました。築150年の建物で、1日1組限定のプライベート空間を提供する新たな宿泊施設です。価格は1泊10万円と決して安くない料金設定ですが、オープン当初にイタリア人家族が宿泊していただくなど、少しずつですが、取り組みに広がりが出てきました。
合唱活動についてですが、9月に全日本合唱連盟理事長の岸信介先生や地元の一関グリークラブの有志と共に、リトアニアへ合唱交流に向かいます。
現役グリー時代の02年に海外演奏旅行で訪れたリトアニアへの再訪を楽しみにしているとともに、またいつか仲間たちと演奏旅行に出かけてみたいと思っています。
松本数馬(H15卒)