【OB四連に向けて】相澤先生 第2回練習~メンバーを楽譜から解き放つ

稲門グリークラブは6月8日夜、男声合唱組曲「僕の愛 あなたの夢」で、指揮者の相澤直人先生による2回目の練習を行った。相澤先生は歌い方や音の輪郭づくりを念入りに指導し、メンバーも曲想がより表情豊かになっていくのを実感しながら、約2時間の濃密な練習を終えた。

相澤先生は新しい曲想、表情を注入していった
黒板を使って、歌い方のミニ講座を開講

目黒区勤労福祉会館サークル室で行われた14回目の練習には約60人が参加した。相澤先生は黒板を使って、「歌い方」のミニ講座を開講。「口が縦←→口が横」を横軸、「響きが多い←→息が多い」を縦軸にして、①郷ひろみ②森本レオ③中尾彬④戦場カメラマンの渡部陽一――の4つのゾーンに類型化し、歌う箇所によって表情の使い分けを求めた。発声についても「胸の周りでこらえる感じで」「アンパンマンみたいな顔で歌って」「そのリセット感はヤバい」などと、わかりやすい表現で指導しながら、全4曲をさらった。

特にスキャットが入る2曲目の「約束の空へ」では、「きれいに歌わない」「全員がそろっているとカッコ悪い」「チョイ悪オヤジの感じでハミ出したい」などと、メンバーを楽譜から解き放して、新しい曲想を注入していった。

相澤先生は次回の練習に向けて「暗譜をすると新しい世界が待っている。また楽しくやりましょう」と話して締めくくった。