【本番前日】大阪で直前練習 相澤、森田先生が最後の指導

稲門グリークラブは7月27日、大阪・阿波座の川口基督教会で、指揮者の相澤直人先生、編曲・ピアノの森田花央里先生を迎えて、男声合唱組曲「僕の愛、あなたの夢」の直前練習をした。東京、大阪の総勢約80人が初めてそろい、課題の箇所をさらったうえで全曲を通して、3月から始まったすべての練習を打ち上げた。

全員そろったメンバーから拍手で迎えられた相澤、森田先生
本番に向けて曲想を仕上げていった相澤先生(左)の練習

相澤先生は1曲目の「しあわせのために」で、1、2列目を後ろに向かせてメンバーが向かい合う形で歌わせるなど、「曲の世界観への同調」と自発的な歌唱を求めた。2曲目の「約束の空へ」では「今よりちょっとテンポを上げましょう」と、よりアップテンポでスリリングな曲想に仕上げていった。

森田先生は3曲目の「夜の海の円舞曲」の「con dolore(悲しみを持って)」の部分について「もっと痛々しく歌って」と呼びかけるなど、メンバーに歌心を吹き込んだ。最後に全4曲を通した後、相澤先生は「OK!カンパーイ!」と、明日の演奏の成功と美酒を祈って締めくくった。

直前練習に先立ち、岸里の大阪フィルハーモニー協会で、合同演奏の練習が行われ、4団体の約400人が参加した。

稲門グリーの多くのメンバーは同日夜、梅田の「浪花ろばた八角」で決起大会を開き、本番の成功を誓い合った。