現役就職相談会~「受け身より行動!」、若手OBと意見交換

ワセグリ現役生の就職活動を支援する恒例の就職相談会が2月1日、早稲田奉仕園セミナーハウスで開かれた。参加したのは卒団から4~12年目の若手OB5人、現役生は12人(新4年6人、新3年3人、新2年3人)。現役生は熱心にメモを取りながら、真剣な表情で先輩の話に耳を傾けていた。

若手OBが自らの経験を踏まえて就職活動についてアドバイスした(早稲田奉仕園セミナーハウス)

説明会では、ОB会の柿沼郭会長(S53卒)が挨拶し、「就活は自分の人生を決める重要な選択の時だ。一般の会社説明会と違い、グリーの先輩から本音ベースの話が聞けるこの場を有意義なものにしてほしい」と激励した。続いて、現役支援委員会の古賀弘晃委員(H20卒)がガイダンスの中で、「きょうはОB全員の名刺をもらおう。話の中から共感できることを見つけよう。お礼メールを送ろう」と即行動に移すことを促した。

この日参加したOBは、主に自動車部品、建設、情報通信などの業界大手企業に勤めている。一人ひとりが事前にパワーポイントで作成した資料を使い、業界および企業の現状や特色、自分の担当業務などを説明。さらに自身の学生生活、グリーライフ、就職活動の体験を話し、現役生にアドバイスを送った。中には、自分の就活失敗の経験から敗因を分析し、失敗しないための注意点を伝えるOBもいた。質疑応答では、事前に現役生から寄せられた質問にOBが本音で答え、笑いを交えながらも、真剣で活発なやりとりが交わされた。

現役生からは「若手OBの貴重な話を聞き、大変刺激になった」「『それは社会では通用しない』と、ダメなこともはっきり言ってもらえてよく分かった」などの声が聞かれ、就活への意欲を高める機会となったようだ。

若手OBの話に聞き入る現役生

就職相談会を企画した古賀委員は「今の現役生はコミュニケーションの苦手な人が多く、物事に受け身の姿勢で臨んでいる。若手OBの経験談やアドバイスで刺激を受け、就活を無事に乗り切ってほしい」と話している。

令和3年卒の就活スケジュールは、「3月:採用情報公開、エントリー受付開始」「6月:面接などの選考開始」とされているが、実際は前倒しで採用活動をしている企業もある。このため現役支援委は近く、初めての2回目の就職相談会を開く予定だ。

 

<就職相談会に参加してくれたOB>

佐藤準星さん(H20卒)、石岡宏晃さん(H20卒)、増崎浩司さん(H23卒)、折橋翔太さん(H26卒)、有本龍太郎さん(H28卒)