コバケン先生、ハンガリーから最高位勲章

ハンガリー国立フィルの日本ツアーのフライヤー

ワセグリをご指導いただいている指揮者の小林研一郎先生が、ハンガリー政府から最高位の勲章「大十字功労勲章」を受章しました。11月にはハンガリー国立フィハーモニー管弦楽団を率いて、日本ツアーを開催する予定です。
小林先生1974年、第1回ブダペスト国際指揮者コンクールで第1位・特別賞を受賞。これまで同国でリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章など数々の勲章を受章し、現在はハンガリー国立フィルの桂冠指揮者を務めています。
11月の日本ツアーでは、東京芸術劇場、愛知県芸術劇場などで、マーラーの交響曲第2番「復活」やベートーベンの交響曲第7番を演奏します。先生の故郷、福島県いわき市でも凱旋公演を行う予定です。

傘寿演奏会などコロナ禍で中止
小林先生は4月9日、80歳の誕生日を迎えました。しかし傘寿を記念して4月に予定されていた「小林研一郎傘寿×チャイコフスキー生誕180周年記念」などの公演が、新型コロナウイルスの感染拡大で相次ぎ延期・中止。5月の武蔵野合唱団とのハンガリー演奏旅行も中止となりました。

山田和樹先生「歌を温めておいて」
一方、指揮者の山田和樹先生も、5月8日に予定していた東京都交響楽団、東京混声合唱団との三善晃「反戦三部作」などの演奏会が中止となりました。
山田先生は動画の東混チャンネルで「今は思うように歌えない方が多いと思いますが、歌をそれぞれ温めておいて、いつの日かまた、声を合わせて歌える日が来ることを信じて、できることをやっていきましょう」と呼びかけています。