早慶の30人、飛騨高山で歌う~中学生とZoomで交流も

早稲田大学グリークラブは2021年12月12日、岐阜県高山市丹生川町の丹生川文化ホールにて、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団と共に演奏会を開催しました。

早慶のメンバーが15人ずつ出演し、2回公演をした

演奏会は丹生川中学校の統合50周年記念事業の一環で、2004年にワセグリが飛騨に演奏旅行に行った際、PTA会長を務めていた方が実行委員長をしていたことから、「あの時の感動を再び」と依頼がありました。演奏会は2回公演で、早慶の30人が校歌や応援歌、愛唱曲を中心に17曲を演奏。事前に申し込みのあった町民約800人が鑑賞しました。

早慶の出演メンバーと筆者(前列の黒服)

1年半前、コロナが落ち着いていることを念頭に立ち上がった今回の企画。完全に収束しない中での演奏会となり、中学校の芸術鑑賞を兼ねた会だったものの、岐阜県教育委員会の方針で、中学生は会場での鑑賞が許されず、リモートで会場と教室を繋いで画面越しに視聴することになりました。それでも男声合唱に初めて接し、幕間に設けられた生徒とのZoomでの交流の時間では「男の人の声だけなのに、繊細な表現もできてすごい」といった感想が聞けました。また「勉強に集中できないのですが…」といった質問にメンバーが答える場面も。
演奏会当日の朝6時に新宿を出て、2回公演を行うというハードなスケージュールでしたが、早慶の精鋭が力を合わせた演奏は絶品。来場した観客を魅了しました。また3月には長野県の諏訪市と松本市でも演奏会を予定しています。最後になりますが、定期演奏会の直後にもかかわらず、引き受けてくれた現役メンバーに感謝いたします。
熊崎陽一(H22卒)