響き石(225号)

 新型コロナウイルス禍の長期化、ロシアのウクライナ侵攻と、世界情勢は混沌としてきました。それでも、コロナ禍で失われた日常を取り戻そうという動きは徐々に広がっています。
▼大学合唱界では、東京六連、東西四連が3年ぶりに開催されるなど、多くの演奏会が復活しています。現役グリークラブの4年生にとっては、最初で最後の六連、四連となりますが、歴史をつないでくれたことに感謝! これからはコロナ禍で減少した部員数の回復を期待したいと思います。
▼政府もマスク着用や入国制限の緩和に動き出しました。音楽団体でつくるクラシック音楽公演運営推進協議会は5月、コロナ感染拡大予防ガイドラインを改定し、合唱が出演する公演の「概ね60名以下」の人数制限を撤廃しました。でも、まだ安心はできません。
▼ワセグリOB会も、今年は3年ぶりのステージとなるOB六連、創立70周年記念演奏会に向け、久々に通年で練習をする年になります。幹事の皆さんの努力で、コロナ対策をしっかりした運営がされていますが、参加者一人ひとりの意識の徹底が欠かせません。皆が元気で、記念すべき年を駆け抜けたいものです。