「会いたかった」2年半ぶりの演奏会~ジョリーラジャーズ

「会いたかった、会いたかった、会いたかった、Yes‼」。コンサート冒頭、プログラムに記載していないAKB48のポップな曲を、いきなり振りを交えて演奏。お客様にやっと会えたメンバーの喜びをサプライズで表現しようという演出です。会場からは「待ってました」とばかりに、割れるような拍手が沸き起こりました。

オープニングはAKB48のヒット曲「会いたかった」

男声合唱団ジョリーラジャーズは2月5日(土)、東京オペラシティコンサートホールで第24回演奏会を開きました。元々2020年9月に行う予定がコロナ禍で中止に。翌年も開けず、2年半ぶりにようやく開催にこぎつけました。
第1部は、沖縄復帰50年にちなんだ「芭蕉布」や「サーフィンU.S.A.」など海に関連した歌を演奏。第2部は、東京で健気に生きる地方出身の若者の姿を小芝居と歌で綴ろうと、「東京VICTORY」「なごり雪」など。第3部では「空」をテーマに、「翼をください」「宙船」「おひさま~大切なあなたへ~」など、空に託して希望、哀しみ、励まし、感謝といった様々な思いを歌いました。アンコールを含め17曲、例年通り全てア・カペラです。
例年と違ったのは、練習から当日まで多岐にわたる感染防止対策で、大変な労力と気配りが必要でした。それにお客様も例年の半分弱の500人ほど。しかし、アンケートには「コロナ禍で気持ちも落ち込む日が多かった中、久しぶりに生で聴けて、とても元気が出ました」と感謝や感動の言葉が多数寄せられました。
生の音楽は不急のものかもしれませんが、不要ではないと強く思いました。やっと歌えた、やって良かった演奏会でした。    柿沼郭(S53卒)

《オンステしたワセグリOB》柿沼郭(S53卒)、重政伸一(S53卒)、池田浩之(S55卒)、須藤亮(S55卒)、細金雅彦(S55卒)、高野恭一(S55卒)、安宅望(S57卒)、岩淵靖宏(S58卒)、塚田隆(S58卒)、三浦信(H06卒)