東京稲グリ、東京国際合唱コンクールで銀賞~平均年齢74.7歳、挑戦続ける

東京稲門グリークラブは7月29日、第一生命ホールで行われた第4回東京国際合唱コンクールのシニア部門に出場しました。団としてコンクールに出るのは初めて。もともとコンクール志向ではない我々でしたが、出場のきっかけはある団員からの「一つの曲をもっと究めて練習してみたい」という要望でした。

このコンクールは日本では珍しい「シニア部門」があり、全員の年齢が50歳以上かつ平均年齢が60歳以上という規定があります。東京稲グリは平均年齢74.7歳で最高齢は86歳、多分この部門に出た4団体の中で最も年上かもしれません。

プログラムはこちら。全て無伴奏です。

メンデルスゾーン「Beati mortui」

オルフ「Sunt lagrimae rerum」より第一楽章

高田三郎「季節と足跡」より風、大陸風景

コンクールでの演奏を終えた東京稲グリのメンバー

コンクールに出るからには勝ちにはいくわけですが、それ以上に求めていたのは、この年代の男声合唱団しか持ちえない表現力と、年齢に関わらず挑戦を続ける姿勢を示すことでした。結果は銀賞で、最終日のグランプリコンクール進出はかないませんでしたが、このメンバーで今できるベストを尽くせた演奏でした。

世界7ヵ国から集った国際的な審査員の詳細な評価を後日いただけるので、それを反省材料に、今後も東京稲グリは前進を続けます。応援してくださった皆様ありがとうございました!

佐藤 拓(H15卒)