日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマは6月30日~7月10日の11日間、5年に1度開催される「ラトヴィア歌と踊りの祭典」に参加した。ガイスマは2013年に続いて2度目の参加である。OBでは筆者のほか、加藤晴生、児玉昌久(S37卒)が参加した
7月1日は全参加団体による大パレードがあり、ガイスマは沿道から驚くほど多くの声援をいただいた。7月3日には午後に老人ホームへの慰問演奏、夜は女声合唱団ジンタルスとの合同コンサートを開催。1993年に稲門グリークラブとジンタルスが結んだ親交が、25年経った今でも続いているということのありがたみを感じた。翌4日は旧市街の救世アングリカン教会でガイスマ単独のコンサートを開催し、満員のお客様の前で日本の合唱曲(髙田三郎『心の四季』など)を披露することができた。
7月5日からは炎天下の野外ステージで3日間にわたるリハーサルを行い、7月8日の夜8時から4時間半にわたるクロージングコンサートに出演した。建国100周年と重なる今回の祭典に、外国人団体として出演を許されたのはガイスマを含めて2団体だけ。ラトヴィア人が自国への愛と祈りを歌に託す特別な場所に立つことができ、皆たとえようのない感動に包まれてツアーを終えることができた。
佐藤拓(H15卒)