立正大学グリークラブOGで、現在は混声合唱団「アンサンブル歌日和」で歌っています。小学4年生で合唱を始めてから、ずっと縁が切れないまま、音楽は私の生活に欠かせない一部になっています。
ワセグリとのご縁は学生時代、指揮者(現常任指揮者)の山脇卓也さん(H10卒)の指導を受けながら、学生指揮者を務めました。2013年と18年、ラトビアで5年に1度開催される「歌と踊りの祭典」に、日本ラトビア音楽協会合唱団ガイスマとともに参加させていただきました。
特に佐藤拓さん(H15卒)の指揮で参加した18年は、建国100周年にあたり、審査を経て数少ない外国人団体として出演が認められ、気合が入りました。
1991年に旧ソ連から独立したラトビアの祭典では、女性は宇宙を意味する花冠をかぶります。言葉はわからなくても指揮者の指示が伝わる、現地の若い女性たちが泣きながら国歌を歌っている……。国境を越えて、歌う喜びと感動を共有した瞬間でした。
合唱団のつながりで、お江戸コラリアーずの団員の方が経営する高田馬場駅近くの小料理屋にも通うようになりました。店に通うたびに、新しい歌仲間が増えていきます。
17年には新たな偶然が加わりました。私が勤める印刷会社に、ワセグリOB会から感謝状の作成依頼があり、2年連続で賞状を作らせていただきました。ワセグリとの縁が次々に広がっていく不思議さに、自分でも驚いています。
ワセグリの印象は、やっぱり男臭い。でも、ガイスマ代表の児玉昌久さん(S37卒)から中堅・若手OBまで、専門性を磨きながら、外に出て色々なことに挑戦している人が多いように感じます。
立正グリーOB・OG会には合唱団がありません。今回、若手を中心に呼びかけて、2月に彩の国さいたま芸術劇場で開催した現役の定期演奏会に、初めて賛助出演しました。将来、OB・OG合唱団をつくって、ワセグリのように楽しくやっていけたら、と思っています。
(愛媛県西条市出身)