還暦会&順グリ会Ⅱ S57卒、思い出の歌を熱唱 

 

早稲田大学グリークラブOB会の第27回還暦会&順グリ会PartⅡが8月31日、東京・早稲田の早稲田奉仕園、大隈ガーデンハウスで開かれた。還暦年次のS57卒が15人、順グリ会ⅡのS58~63卒が49人、その他の世代や来賓も含めて119人が参加。懐かしい奉仕園で、還暦のS57卒が思い出の歌を披露し、還暦を迎えた年次を思い出の歌を祝い、各年次が旧交を温めた。

第1部の奉仕園スコットホールでの演奏会は、武熊聡さん(S58卒)の司会で開会し、順グリ会Ⅱの演奏でスタート。利光敬司さん(S60卒)の指揮で、「Vive L’Amour」「夜のうた」「斎太郎節」を歌った。

順グリ会Ⅱのステージで開幕

そして還暦ステージは、山本正洋さん(S57卒)の指揮、安宅望さん(同)のMC、上杉奈央子さんのピアノで、三木稔の「レクイエム」の前奏から“おごそかに”始まり、いきなり大河原敏雄さん(S57卒)作詩作曲の「演奏旅行の歌 心の輪」の明るいメロディーに転じて、会場を沸かせた。続いて「青い照明」(清水脩作曲)より「高原」、「月下の一群」(南弘明作曲)より「小曲」「輪踊り」、A.カプレの三声のミサより「Sanctus」を歌った。

還暦会ステージの「Shenandoah」の演奏
アンコールは「メリーウィドウ」より「デュエット」を、ソプラノの山本恵子さんが加わって演奏

 

さらに還暦ステージは大河原さんが自作の曲を披露した後、SEA CHANTIESより「Shenandoah」、R.シュトラウス愛の詩集より「万霊節」、「光る砂漠」(萩原英彦作曲)より「恋の詩でも読んだあとのように」「早春」を繊細なハーモニーで演奏。そしてアンコールでは、山本さんの夫人でソプラノ歌手の山本恵子さんが加わって、「オペレッタ メリーウィドウ」より「デュエット」を歌った。計10曲も歌い上げたステージに、参加者から大きな拍手を受けた。日本女子大学、神戸女学院の同期の方々も駆けつけて、花を添えていただいた。

最後は参加者全員で「見上げてごらん夜の星を」「最上川舟唄」「Soon Ah Will Be Done」を歌って、閉幕した。

第2部は大隈ガーデンハウスに場所を移して、祝賀会を開いた。OB会の柿沼郭会長(S53卒)が2020年のOB六連、21年のOB四連(早稲田が幹事)、22年のOB会70周年記念演奏会などの日程を紹介したうえで、「ワセグリの仲間を思い起こして、これからの人生に位置づけてほしい」とあいさつ。山本正洋さん(S57卒)指揮のクラブソング「輝く太陽」で乾杯した。

祝賀会の出席者の記念撮影

還暦メンバーを代表して荒川勝男さん(同)が「S57卒の24人の仲間のうち、15人が参加した。我々の世代は昭和で30年、平成で30年生きた。新しい令和の時代も元気で30年頑張って、強い絆をさらに深めていきたい」と、お礼のあいさつをした。

このあとS57卒の入部時の4年で、学生指揮者だった渡辺明さん(S54卒)、板東功さん(同)がお祝いのメッセージを送った。渡辺さんの指揮で、1978年東西四連の際に大阪に向かう新幹線の中でメンバーが必死で暗譜し、ストームで初演した「Slavnostni Sbor」を全員で歌った。

渡辺明さん(S54卒)の指揮で「Slavnostni Sbor」を演奏
「遥かな友に」を大越智さん(S58卒)の指揮、平田耕造さん(S57卒)のソロで演奏
最後は全員が肩を組んで「早稲田の栄光」を歌って閉会した

続いて「紺碧の空」「ひかる青雲」「U Boj」を歌い、「遥かな友に」を大越智さん(S58卒)の指揮、平田耕造さん(S57卒)のソロで演奏。最後は山本さん指揮で、参加者全員が肩を組んで「早稲田の栄光」を歌い、岩淵靖宏さん(S58卒)のあいさつで閉会した。

この仲間でしかできない演奏の喜び

  荒川 勝男(S57卒)
還暦学年として今回の還暦会&順グリ会PartⅡを振り返ると、4年間ともに男声合唱に明け暮れた仲間との深い絆、そして歌うことの素晴らしさを改めて強く実感する機会でした。
我々昭和57年卒は安宅望君の幹事として献身的な段取りにより準備が進みました。選曲は各人が思い入れの強い曲を推薦し合い、10曲が選ばれましたが、大きな影響を受けた福永陽一郎先生ゆかりの曲が多数を占めることにもなりました。
今回、同期22名中15名が参加し、従来と異なる形式での還暦ステージへの不安を払拭すべく、山本正洋君の指揮・指導の下で2月から練習が始まりました。案の定、現役時代あれだけ練習した曲もほぼ忘れ、当初は楽譜にかじりつくことが多く、ハモらずリズムが合わず、悪戦苦闘のスタートでした。それでも前向きに合宿を含めて8回の練習を重ね、徐々にアンサンブルが整っていきました。
当日は我らが学指揮、山本君の表現豊かな指揮の下、安宅君の絶妙なMCとステージ構成、平田耕造君の牽引と見事なソロ、ピアノ伴奏の上杉奈央子先生とソプラノの山本夫人、恵子さんの素敵な女性共演者と、4年間の思い出の詰まった奉仕園スコットホールの響きに包まれ、皆のここ一番の集中力により、手前味噌ながら、この仲間でしかできない演奏の喜びを共有することができました。
祝賀会では我々1年時の最高学年の渡辺明先輩、板東功先輩から温かいスピーチをいただいて感激し、多くのOB・関係者に会を盛り上げていただき感謝にたえません。わずか4年間の出会いがこのような繋がりとなり、生涯の友・かけがえのない仲間になっていることを再認識し、つくづくグリークラブに入部して良かったと感じています。
我々の還暦会までの活動が一区切りして寂しさもありますが、これからもグリークラブの仲間との絆を一層育んでいきたいと思います。

皆にエールを送って胴上げされる荒川勝男さん(S57卒)
演奏曲を指揮した各年次の元学生指揮者=左から佐久間宰士さん(S63卒)、大越智さん(S58卒)、山本正洋さん(S57卒)、渡辺明さん(S54卒)、笹原優樹さん(S59卒)、利光敬司さん(S60卒)