Don Kusak合唱団 パワフルな歌声健在

ワセグリOBが多数参加しているDon Kusak(ドンクサック)合唱団の第26回自前音楽会(入場無料)が11月30日、目黒区民センターホールで開かれた。実力派ぞろいの18人のメンバーが、今回もパワフルな歌声とユニークなプログラムで観客を楽しませた。

第1ステージはシベリウスの合唱曲から「ユモレスク」「讃歌」など7曲を、宍戸誠さん(H05卒)の指揮で歌った。第2ステージは「ドンクサックのスポーツ大唱(たいしょう)」と題して、スポーツにまつわる古今東西の名曲を、宍戸さんと永島健一さんの指揮、西川秀人氏のピアノで演奏。ヴェルディの歌劇「アイーダ」の凱旋行進曲で始まり、米津玄師の「パプリカ」では、水野博文さん(H03卒)の2人の娘さんがダンスを披露して花を添えた。最後はQUEEENの「ボヘミアン・ラプソディ」「We Will Rock You」「We Are the Champion」をメドレーで歌い上げた。

女性ダンサーの登場で盛り上がった米津玄師の「パプリカ」

第3ステージは、男声合唱とピアノのための「祈りの虹」(新実徳英作曲)。広島への原爆投下に対する怒りと鎮魂が込められた難曲を、怒涛のffとやわらかいppを使い分けながら、「祈りの心」を見事に表現した。

怒りと鎮魂を見事に表現した「祈りの虹」

アンコールは「Set Down Servant」で、最後まで圧倒的な声量と歌唱力で聴衆を魅了した。

アンコールの「Set Down Servant」