響き石(220号)

2021年が明けました。今年の干支は「辛丑(かのと・うし)」。「厳しい状況を乗り越えて、新しい可能性をつかむ」という意味があります。そして「牛のように、しっかりとした歩みで、新しい時代を切り拓いていこう」という思いも込められています。

▼新型コロナウイルスの感染長期化で、昨年はワセグリの現役もOB会も、多くの演奏会やイベントが中止、延期を余儀なくされました。そんな中で、現役グリーが年末に開催した定期演奏会は多くの人に勇気と希望を与えてくれました。
▼しかし、その後のコロナの感染再拡大で緊急事態宣言が発令され、現役の送別演奏会は中止となり、OB会の活動も先が見通せない状況で、今年も引き続きコロナに悩まされそうです。

 

▼コロナ対策で密閉・密集・密接の「3密」は避けなければなりませんが、逆に「こころの3密」は拡大する必要があります。それは親密・緊密・濃密なコミュニティーづくりです。まだ当分、辛抱の時期が続きますが、ワセグリOB会も不断の努力を重ねて、コロナ禍以前よりも良い環境を整えていくーー。今年をまさに「禍転じて福と為す」1年にしたいと思います。