倶楽部グリー 若々しい歌声~杉並の中学生とジョイント

昭和40年前後に卒団したワセグリOBで構成する倶楽部グリーが11月23日、東京都杉並区の中学生とのジョイント・コンサートを杉並公会堂大ホールで開きました。今回のジョイントで、倶楽部グリーは新曲を7曲もそろえる意欲的なステージを組み、26人のメンバーが平均年齢が今年で80歳になったとは思えない若々しい歌声を披露しました。孫世代にあたる中学生と共に歌って、満員の聴衆から大きな拍手を受け、心温まる演奏会になりました。

大きな拍手が起こった第3ステージの西部劇映画メドレー

第1ステージは倶楽部グリーが小椋佳作品集として、「俺たちの旅」「夢芝居」「シクラメンのかほり」「愛燦燦」などお馴染みのポップス曲を、丸山はるおさん(S42卒)と工藤悠一郎さん(S40卒)の指揮、山中麻鈴さんのピアノ伴奏で演奏しました。初めて披露した「うなぎの呪文」は浜松銘菓「うなぎパイ」のCMソングで、小椋佳が銀行の浜松支店長をしていた縁で作詞作曲したコミカルな曲。会場では来場者一人ひとりに「うなぎパイ」が配られました。

第1ステージの小椋佳作品集

第2ステージは東原中学校混声合唱団が「きぼうの唄」「プレゼント」、杉並和泉学園中学部合唱部・小学部合唱団が荻久保和明作曲「IN TERRA PAX 地に平和を」「打上花火」「すてきなおじいさん」などを演奏しました。

小中学生との合同演奏

第3ステージは再び倶楽部グリーが登場し、「魅惑の映画音楽」と題して、「慕情」「ある愛の詩」「チムチムチェリー」「明日に架ける橋」など映画音楽の名曲を、多彩なソリストを繰り出しながら歌い上げました。中でも「本邦初」の西部劇映画メドレーは、「駅馬車」のピアノ伴奏から始まり、「OK牧場の決闘」「遥かなる山の呼び声」「黄色いリボン」と歌い継ぎ、最後はメンバー全員が黄色のハンカチを振ってフィナーレ。会場からは「ブラボー!」の連呼が起こりました。アンコールには「いのちの歌」を歌い、最後は小・中学生との合同演奏で、信長貴富作曲「新しい歌」より「きみ歌えよ」を歌って閉幕しました。